毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

八戸銘菓「鶴子まんじゅう」

イメージ 3 ▲ぱっと見には揚げる前のコロッケにしか見えない「鶴子まんじゅう」。

 春節(旧正月)の連休を利用した冬休みも、風邪をひき、高熱を出して寝込んでいる間にあっという間に過ぎ、昨21日夜、香港に戻ってきました。体調を崩したのでは休暇も何もあったものではありません。ようやく体調が回復してきたので、もう一回休暇をやり直したい気分です(涙)。

 2週間ぶりの自宅なので、何も食べるものがありません。しかたがないので今日のお昼は、八戸へ行ったときに買い求めた八戸銘菓「鶴子まんじゅう」を食べました。

イメージ 1 ▲「萬榮堂」さんの「元祖鶴子まんじゅう」6個パックをいただき。

 「鶴子まんじゅう」、知る人ぞ知る、知らない人はまったく知らない、八戸の銘菓。僕は三戸生まれの南部衆ですので小さい頃からよく食べてます。青森市内に引っ越してからも、八戸へ行くと言うと親などから「鶴子まんじゅう買ってこい」と常にオーダーが入ったものです。

 「萬榮堂」さんの「元祖鶴子まんじゅう」6個パックの包装袋には、「鶴子まんじゅう」の由来が書いてあります。店舗近くにある櫛引八幡宮に銘菓を授けてくれるよう祈願したところ、御神夢に鶴が現れたことから誕生したのがこのお菓子らしいです。

イメージ 2 ▲スーパーの惣菜売り場にあるようなパックに裸で入っているので落雁粉が飛び散るのが難点(笑)。

 この「鶴子まんじゅう」の最大の特徴はその外見。知らない人が見ると、揚げる前のコロッケ、あるいはメンチカツにしか見えません。知らない人にお土産であげたりすると、その人がもしかして油で揚げてしまったらどうしようかといつも心配になります(^^ゞ。

 この白い粉は「落雁粉」。落雁粉に包まれた内側は黒砂糖を使った小判形のまんじゅうで、あっさりとしたこしあんが中に入っています。落雁粉をまき散らしながら食べるのはたいへんですが、とーても素朴な甘さと食感で、お茶請けにもぴったり。今回、職場の同僚たちへの配布用おみやげも「鶴子まんじゅう」にしました。八戸行ったら「鶴子まんじゅう」、お忘れなく。

イメージ 4 ▲しっとり感はなく、ぼそっとした食感が素朴で、ほどよい甘さが懐かしいです。