毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

旧市街を歩く。(ハノイでクリスマス!;その10)

イメージ 1 ▲夕闇に浮き上がる旧市街の建物は、どんどん上に継ぎ足したようでいかにも違法建築(^^ゞ。

 2014年12月26日、待ち合わせ場所。

 陶器の村・バチャンで茶碗蒸しの器をゲットした僕。うれしいです。バチャン、伝統工芸に支えられる歴史ある小さな村、よかったです。ハノイから小一時間で気軽に来られるのもいいですね。

 陶器市場から少し歩くと47番のバスの終点に戻り、ロンビエン行きのバスがちょうど今まさに発車しかけていたので飛び乗り、日の暮れかけたホン河沿いをハノイ市内へ戻ってきました。

イメージ 2 ▲古い建物、無造作に張り巡らした電線。このあたりは玩具店がずらりと並んでいます。

 47番のバスをロンビエン橋のたもとで降りる頃には、あたりには既に夕闇が漂っていました。ロンビエン橋のたもとから西に入ると旧市街で、観光客も多く訪れるということで、我が案内人のハンさんは僕を旧市街へ連れて行ってくれました。

 薄暗い道を進むと大きな建物が出現。「Chợ Đồng Xuân(ドンスアン市場)」です。1898年にフランス植民政府によってオープンしたという歴史ある市場で、衣類や小物、雑貨などなどなどを扱う小さな店が3階までぎっしりと入っていて、建物の荘厳な古さもあいまって、壮観です。残念ながら夕方6時頃に訪れたので、ほとんどが店じまいのあとでした。

 ドンスアン市場の北側の通りにはナイトマーケットが出現するらしいですが、時間がまだ早かったのでそれを見ることはできず、ずんずん旧市街を歩きます。

イメージ 4 ▲道にせり出すように小さなお店が軒を連ねる旧市街。

イメージ 3 ▲ここは旧正月用品のお店。提灯やらお年玉袋やら、みんな中国から入ってきてるのかな。

 旧市街の中は、車通りの多い通りや街灯が少なく薄暗い通りが入り組んでいて、すぐに迷いそうになります。案内してくれるハンさんが通りと通りが交わるごとに右に左に曲がりながら進むので、僕はすぐにどこがどこやらわからなくなりました。

 でも、商店や食堂や雑貨店やなんやらかんやらがぎっしりと並んでいるので、どの通りに入り込んでも、楽しいです!まずはなんと言ってもその建物の古さ。一階部分は商店などになって商品が所狭しと並び、電気も明るく点いていまsが、少し離れてその上を見ると、薄闇の中にシルエットのように浮かび上がっているのは、まるであばら屋を次々に上へ付け足していったような危うい建物ばかりです。

イメージ 5 ▲傾きかけている建物が多いんですが、だいじょうぶかしら。

 それにしても、この旧市街は観光客が多い。欧米系の白人さんたちがとてもよく目に付いたし、広東語を話している香港からのグループも見かけました。

 さて、どれほど歩いたでしょうか、気がつけば、これまた観光の中心、「Hồ Hoàn Kiếm(ホアンキエム湖)」のほとりに出ていました。北から歩いてきて、ホアンキエム湖の北のへりに達したようです。このあたりになると道は広くなり、大きな建物も建ち並び、しゃれたレストランやカフェがたくさん目に付くようになります。

 ホアンキエム湖の北側には、噴水のあるロータリーがあり、絶好の待ち合わせ場所になっているようでで、バイクで乗り付けてここで誰かを待っている人たちが大勢います。スーツ姿の美脚のおねえさんも、ヘルメットと大きなマスクをつけたままで、停めたバイクにもたれてスマホで連絡中。誰を待っているのかな?

イメージ 6 ▲ホアンキエム湖北側の噴水ロータリーで人待ちのおねえさん。なんかカッコいいです(^^)。