毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

バチャン陶器市場(ハノイでクリスマス!;その9)

イメージ 1 ▲陶器の村・バチャンの陶器市場の入口。

 2014年12月26日、茶碗蒸し作ります。

 工房を覗きながら小路を右に折れ左に折れしていると、やがて道が少し広くなってきて、今度は工房ではなく、陶器を扱う商店が多くなってきます。このあたりには観光客も多くやってくるのでしょう。

 陶器店にいくつか立ち寄りながらさらに進むと、道はさらに広くなって、「Chợ Gốm Làng Cổ Bát Tràng」と記されたゲートがあり、その奥には無数の陶器店がひしめきあっている様子。ここはバチャン村陶器市場。観光客はこの市場を中心にやってくるようです。

イメージ 5 ▲バチャン村陶器市場入口前の通り。一階部分は陶器店、二階はカフェになってるみたい。

イメージ 3 ▲こんなデカイ壺なんていったい誰が買うのだろう。

イメージ 4 ▲可愛らしい置物やマグカップなんかは気軽に買えそう。

 バチャン村陶器市場の入口ゲートの脇には、露店がいくつか出ていますねー。木炭だか練炭だかをバケツの中で熾して、網を載せて、焼きトウモロコシ、焼き芋、ちまきなんぞを販売中。例のプラスチックの低い腰掛けも用意してあるので、その場で座って食べることも可能。誰も客が来ないんで、製造販売担当のおねえさんたちは手持ちぶさたそうでしたが、サツマイモをつぶして円盤状に固め、軽く焦げ目がつくくらいに焼いたのがおいしそうだったので、一個ぐらい食べてみてもよかったかも!

イメージ 2 ▲露店のおねえさんたち、客が来なくて退屈そう。

 せっかく陶器の村にやってきたのだから、僕も何か気に入ったものを買おうと、市場の中のお店も外のお店も二度、三度とかなりくまなく見て回り、値段を聞き、探しに探し回りました。

 最近は、中国から粗製濫造の陶器が入ってくるようになり、バチャン村の中の店でも悪質なところはそういう中国製のものをしれっと並べていることがあるので、注意が必要だとのこと。

 そこで最後にたどり着いたのは、市場の外に並ぶお店の中の一つで見つけた蓋付きの湯飲み茶碗。底にはちゃんと「Bát Tràng」と記してあるし、作った人は湯飲み茶碗として作ったのでしょうが、僕はこれを見て「あ、茶碗蒸しにぴったり」とピンときたのでした。一つ9万ドン、四つで36万ドン。日本円だと一つ500円で四つで2千円ってとこですね(^^)。

イメージ 7 ▲最後にたどり着いたのはこのお店。

イメージ 6 ▲うっかりカバンをひっかけて商品を割ったりしないように気をつけないといかんのだ、これが。