毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

餃子が食べたくなったら瀋陽へ(その8)

イメージ 2 ▲世界遺産の一つ、清の昭陵。瀋陽の北陵公園内にあります。

 2014年11月15日、よく歩いたわ。

 「満州事変」(「柳条湖事件」)が起きた場所の参観を終え、次は「北陵公園」へ。瀋陽市北部にある広大な公園ですが、今は地下鉄が通り、2号線に北陵公園駅ができたので、瀋陽北駅や市南部から行きやすくなりました。

 「北陵公園」は公園なので、ただ散策するだけでも気持ち良いのですが、いちおうここは世界文化遺産。公園の奥の方に「清昭稜」があるんです。

イメージ 1 ▲公園内を南北に走るだだっぴろい道。冬枯れた感じが良いね。

イメージ 3 ▲園内には大きな池(というか湖?)も。さすがにまだ凍ってはいませんでした。

 「清昭稜」は、清の前身である後金の第2代、清としては初代皇帝である太宗ホンタイジとその妻・孝文端皇后の陵墓で、後金のヌルハチの先祖4代の陵墓である「永稜」、後金の初代皇帝ヌルハチとホンタイジの生母イェヘナラ氏(孝慈高皇后)の陵墓である「福稜(東稜)」とともに、世界文化遺産「明・清王朝の皇帝墓群」の一部を構成しています。

イメージ 4 ▲北陵公園の南面の正門からひたすら北へ歩くとようやく石牌坊へ行き着く。

 北陵公園の南面にある正門から入場し、ひたすら北へを歩を進めます。冬枯れた園内は、もう日が暮れ始めたこともあって妙に寒々としています。広大な池はまだ凍り付いてはいないものの、小さな池にはうっすらと氷が張りかけているところもあります。でも香港ではこんなだだっ広いところをのんびり歩くということはないので、そういう意味ではけっこう気持ちが良いです。

 2kmか3km歩いたでしょうか。やっと陵墓の南端に到達。短い「紙橋」を渡ると「石牌坊」があります。これをくぐるといよいよ陵墓。陵墓は円形の赤壁に囲まれていて、この壁は「風水牆」ともいいます。この赤壁の南面にあるのが正面玄関にあたる「正紅門」です。

イメージ 5 ▲「正紅門」と陵墓を円形に取り囲む赤壁「風水牆」。

イメージ 6 ▲「正紅門」から先はお金をとられるので、今回はパス!(笑)

 「正紅門」から先は別途入場料がかかってしまうので、もう薄暗くなり始めてゆっくり参観している時間はないので、今回はここまで!「正紅門」の入口から奥を見るだけにしておきます。「正紅門」から始まる道を「神道」といい、その奥に見える朱色の建物は「神功聖徳碑亭」。更にその奥に、円墳のような陵墓があるはずです。

 また2kmか3kmの道を引き返し、北陵公園の正門にたどり着く頃にはかなり真っ暗になってしまっていましたが、かなり充実した一日でしたね~。もう見尽くしたという感じです。このあとは、瀋陽の不夜城と言ってもよいコリアンタウン「西塔」で韓国朝鮮料理を食べ尽くします!ヽ(^。^)丿

イメージ 7 ▲「正紅門」からのぞくと、奥に見えるのは「神功聖徳碑亭」。