毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

一気に品川へ(萩の花咲く秋のニッポン旅;その53)

イメージ 2 ▲今回は単行のクモハ123形に何度も乗れましたが、この宇部行きが最後。

 2014年9月28日、「瓦そば弁当」。

 宇部新川駅前バス乗り場からは、山口宇部空港行きのバスが出ています。空港までは所要16分です。山口宇部空港はまだ一度も利用したことがないので、この機会に山口宇部空港から飛行機に乗るという案も考えたのですが、悩みに悩んで、やはり鉄道利用に決定!山口宇部空港はまた今度にしよう。

 てなわけで、宇部線、小野田線を離れると、今度はまたいつどこで見ることができるかわからない電車の単行運転車両クモハ123形を目に焼き付けて、宇部新川駅を出発します。

イメージ 1 ▲奥が小野田行き1229M、手前が宇部行き1427M。

イメージ 3 ▲宇部新川、なんだかゆったりした気分になれる駅でした(^^)。

 09:18に宇部新川を発車した1427Mは、来た道をたどって居能、岩鼻と停まって、09:30にはもう終点宇部に到着。跨線橋を渡って5/6番線ホームへ下りると、やってきたのは関西で新快速として走っていた頃の塗装そのままの117系電車。09:34発の下関始発新山口行き3526Mです。正面にセキC103編成と出ています。さっきは117系電車に小野田から宇部までの一駅わずか4分しか乗れませんでしたが、今度は新山口までの23分間、117系の快走を楽しむことができます。

イメージ 4 ▲宇部駅でオリジナル塗装のままの117系電車に乗り換え。

イメージ 5 ▲左の白いところにはかつて「新快速」とか表示されたわけですね。

 しかし、117系の快走を楽しんでばかりはいられない。終点新山口では極めてタイトなミッションが待ち受けているのです。

 3526Mの新山口到着は09:57。乗り継ぐのは10:05発の「のぞみ18号」。乗り継ぎ時間は8分。JTB「時刻表」では新山口駅での宇部線と新幹線との標準乗り継ぎ時間を6分としているので、乗り換えるだけならなんの問題もないのですが、僕はこの日の朝、新山口を出発する前に、荷物を改札外のコインロッカーに預けています。この荷物を引き取らなければならないのです。

 3526Mのドアが開くなり猛ダッシュ。階段を駆け上がって跨線橋を走り、新幹線口の改札を出るとすぐにコインロッカーがあり、荷物を取り出して、再び新幹線改札口から中に入って11番線に駆け上がって、ハイ、間に合いました!!(^^)

イメージ 6 ▲なんとか間に合って11番線に上がると、遠くに「のぞみ18号」が接近中。

イメージ 7 ▲東海道山陽新幹線に乗るのはなんだか久しぶりのような気がする。

 「のぞみ18号」の車中でお昼になるので、ホームの売店で駅弁でも買いたかったし、並んでいる駅弁の中に、山口名物「瓦そば」をそのまま駅弁にしたと思われる「瓦そば弁当」を発見し、「ああ、買いたい!」と思ったのですが、すでに遅し。買えずじまいで「のぞみ18号」の車中の人となってしまいました。

 「のぞみ18号」で一気に品川をめざします。実は品川駅に新幹線が停まるようになってから、品川駅を新幹線で利用したことがまだ一度もありません。それが今回飛行機をやめて新幹線にした理由の一つでもあります。

 雲一つない快晴の空は山陽、近畿、東海と走っても続き、このままだと富士山の素晴らしい景色を見られそうな気配。きっと良い写真が撮れることでしょう。撮るならやはり新富士駅の前後でしょうね。などと思っていたところに車内販売のワゴン登場。「あ、すいません、ホットコーヒー一つ」。などとやっている間に「のぞみ18号」は車中からの富士山撮影ベストポイントをあっという間に走り去ってしまったのでした……僕ってマヌケだわ(涙)。

イメージ 8 ▲ベストポイントを通り過ぎましたので、手前に民家が多いです(涙)。

イメージ 9 ▲それでもなんとかこの一枚。やはり「ふ~じはに~っぽーんいーちーのーやまー」。