毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宇部新川駅(萩の花咲く秋のニッポン旅;その52)

イメージ 8 ▲宇部新川駅で発車を待つ宇部行き1427M。

 2014年9月28日、宇部線完乗。

 小野田駅から山陽本線で隣駅宇部駅へ移動し、宇部駅の0番線ホームへ。ここで発車を待っているのはまたも真っ黄色の105系2両編成、08:39発の宇部新川行き1428Mです。僕はこれに乗って宇部駅を出発し、次の駅は岩鼻、その次は居能ときて、これで宇部線も完乗完了!この日最初に新山口を宇部線経由宇部行きに乗って出発したときは、宇部新川で小野田行きに乗り換えて、居能から小野田線の方へ入ったので、居能~宇部間にまだ乗れていなかったのです。

イメージ 1 ▲宇部駅0番線で発車を待つ宇部新川行き1428M。

イメージ 2 ▲今回の宇部線・小野田線完乗旅行で最後に通ることになった岩鼻駅。

 居能を出れば終点宇部新川はすぐ。宇部からの3駅11分の旅はあっという間に終わりました。

 宇部新川に08:50に到着して、次の列車は、このまま宇部線の列車に乗って新山口まで戻れればいいのですが、次の新山口行きは10:03までないので、これは無理。09:18発の宇部行きに乗って宇部へ戻ることにします。それまで30分近く時間があるので、駅舎の外へ出てみることにします。

イメージ 3 ▲宇部新川駅。いかつい印象ですが駅舎はたいへん立派。

 1943年(昭和18年)に宇部鉄道全線が国有化されたときは、だいたい今の宇部新川駅を境に宇部東線と宇部西線に分かれていたようですが、それが宇部東線は宇部線に、宇部西線は小野田線に改称になった1948年に、今のこの駅舎が建てられたらしいです。宇部新川駅は宇部興産の本社地区の最寄り駅で、社員たちの通勤で大いに賑わっていたということなので、宇部興産で栄える地区の中心駅として駅舎も立派なものになったのでしょう。

イメージ 5 ▲駅舎内も天井が高く、高窓から日が差し込む広々とした空間になってます。

 駅前は大きなロータリーになっていて、かなり規模の大きいバス発着場にもなっています。ロータリーには背の高いシュロの木でしょうか、何本もそびえ、他にも草木が庭のようにしっかりと整備されて、雲一つない青空とあいまって、なかなか気持ちがよい駅前です。木陰にベンチもあるので、駅の売店でパンと缶コーヒーを買い、ここで朝ごはんということにしましょう。

イメージ 4 ▲庭のように整備された宇部新川駅前ロータリーの木陰で朝ごはん。

イメージ 6 ▲どうして改札口から線路までこんなに離れているのだろう?

 爽やかなそよ風に吹かれながらパンを食べ、再び駅に引き返します。改札から中に入ると、だだっ広くて奥行きのある1番線ホームにたった1両のクモハ123形電車が停車中。09:27発の小野田行き1229Mのようです。クモハ123-2ですね。
 
 僕が今度乗るのは、跨線橋を渡って3番線から09:18に発車する宇部行き1427M。こちらもクモハ123形の単行電車。U18編成ですのでクモハ123-6です。今回はだぶって乗車した区間がいくつかあります。宇部新川~居能間は3回、雀田~長門本山間は2回、居能~宇部間も2回乗ることになってしまいましたが、宇部線と小野田線を完乗するのに一筆書きはできないのだからしかたないのであります。

イメージ 7 ▲跨線橋の上から、左が小野田行き1229M、右が宇部行き1427M。

イメージ 9 ▲3番線で停車中の宇部行きもクモハ123形の単行電車。