毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

小野田線へ(萩の花咲く秋のニッポン旅;その46)

イメージ 2 ▲宇部新川で小野田線の電車に乗り換え。小野田線も初乗車であります。

 2014年9月28日、赤ヘルきっぷ。

 新山口から宇部新川に到着し、1番線から跨線橋をわたって3/4番線ホームへ移動します。2番線は、1番線と3番線の間にある中線を指すので、ホームはないそうです。

 跨線橋の上から、2分停車し06:51に宇部へ向けて発車して行く1823Mを見送り、それから3/4番線ホームへ下ります。

イメージ 1 ▲宇部新川駅の跨線橋の上から、1番線に停車中の宇部行き1823M。

イメージ 4 ▲1964年までは宇部駅だったそうです。

 4番線では2両編成の電車が発車を待っています。07:03発の宇部新川始発小野田線小野田行き1225Mです。105系の2両編成で、さっき宇部新川を発車して新山口へ向かって行った1826Mと同じ「新広島色」と呼ばれる白地に赤と青の帯を巻いた塗装。U05編成だそうです。車側の行き先表示幕はLED式ではなく昔ながらの巻き取り式。「小野田」の表示、僕にはもちろん初めてです。

イメージ 3 ▲巻き取り式の幕がうれしい、初めての「小野田」行き。

 車内はオールロングシート。前方車両クハ104-15に乗りますと、「赤ヘルきっぷ」の吊り広告を発見!「マツダスタジアムで開催される公式戦の入場券をご呈示いただければ、新幹線(自由席)をおトクに利用できる往復きっぷです」とあります。しかも、広島駅ビル「ASSE」全館で使える特典クーポン付き。隣には「カープの応援は公共交通で!」の広告もあり、広島県全域の主なバス・路面電車等で使えるICカードPASPYと、JRとPASPYエリアの両方で使えるJR西日本ICOCAのキャラクターが公共交通の利用を訴えています。なるほど、「赤ヘルきっぷ」、こういうおトクな切符が出てるから、前日広島から新幹線に乗った赤ヘルファンが大勢いたのですね!

イメージ 5 ▲なるほど、こういう切符があるから新幹線で観戦に行けるんですね。

イメージ 6 ▲左はPASPYのキャラクター「くまぴー」、右はJR西日本の「カモノハシのイコちゃん」。

 小野田行き1225Mは07:03に定刻発車し、次の駅は居能。ここ居能までは宇部線で、小野田線に分かれるのはここからです。居能を発車すると、すぐに宇部線と分かれて左へカーブし、厚東川を渡ります。まったく初めて乗る路線、空いている車内で左右をきょろきょろしながら、妻崎、長門長沢と停まります。駅名に付く旧国名が「周防」から「長門」に変わり、山口県もだいぶ西の方へ来たなという感じ。

イメージ 7 ▲宇部線と小野田線の分岐駅・居能。

 長門長沢の次は雀田。07:16着。僕はここで下車です。ホームに下りて、すぐに発車して行く1225Mを見送ります。1225Mはゆるいカーブを描きながら、住宅街の中へ溶け込むように走り去って行きました。

 小野田線は山陽本線の小野田から居能までの11.6kmですが、それ以外に「本山支線」と呼ばれる盲腸線の支線があり、この支線部分を乗らないと小野田線を完乗したことにはなりません。今回はそれにトライしようと思うのであります。

イメージ 8 ▲雀田を発車し走り去る小野田行き1225M。