毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ディーゼル音轟く山間駅(萩の花咲く秋のニッポン旅;その35)

イメージ 2 ▲秋の日差しと青空があまりにも爽やかな備後落合駅。

 2014年9月27日、キハ120、三色勢揃い。

 この時間帯の備後落合駅には、以前も来たことがあります。それは2013年2月13日のこと、僕は三次から356Dに乗って備後落合に到着したのでした。356Dの備後落合到着は14:31で、そのときには新見からの443Dはもう到着していたので、僕はそのとき、三次からの356Dを降りて、反対側のホームに停まっている443Dを目にしたというわけです(その時の記事はコチラ)。この日はそのときとは逆に、僕が新見からの443Dを降りて、三次からの356Dが2番線に到着するのを出迎えたのでした。

イメージ 7 ▲三次から到着した356D。折り返し14:38発の三次行き359Dになります。

イメージ 6 ▲出雲色のキハ120と岡山色のキハ120が並びました。

 この時間帯には、1番線にもキハ120が入っています。木次線の14:22に到着した宍道からの1447Dで、折り返し14:44発の宍道行き普通列車1462Dになります。木次線も超過疎路線で、備後落合から木次方面へ行く列車は1日3本しかありません。僕は前回、それに乗って宍道へ向かったのでした。この日も、その時と同じクリーム色のキハ120-4が停車しています。行き先表示幕は「宍道」になっています。僕が去年乗ったときは出雲横田行きで「出雲横田」の行き先表示でしたが、出雲横田で結局その車両がそのまま宍道まで行くようになっていて、実質的には直通の宍道行きだったので、その後最初から宍道行きの列車という形になったのですね。

イメージ 1 ▲14:22に到着した宍道からの1447D。車両はオールロングシート・タイプのキハ120-4。

イメージ 3 ▲キハ120-4の横顔と駅名標。

イメージ 4 ▲折り返し14:44発の宍道行き1462Dに。去年僕が乗ったときは出雲横田行きでした。

 備後落合から木次方面へは1日3本、新見方面へも1日3本、三次方面へは1日5本しか列車はないので、各方面行きの列車が3本同時に備後落合駅のホームに入っているときに居合わせるというのは、実にレアな体験ではないでしょうか。山奥の小駅に気動車のディーゼルエンジンの音が三重奏になって響く、のどかなひとときです。

イメージ 5 ▲駅舎のすぐ前にも山が迫り、見上げれば秋の空。