毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

1日3本の難乗区間(萩の花咲く秋のニッポン旅;その32)

イメージ 3 ▲新見駅に到着した岡山からの普通列車849M。

 2014年9月27日、電車もやってくる新見駅。

 再び新見駅1/2番線ホームに上がります。1/2番線ホームは姫新線と芸備線の列車用のホームです。駅名標の脇に「158km」のキロポストが立っているのは、姫新線の終点を示すものですね。

 ホームの屋根の作りや乗り場案内など、国鉄時代のものがそのまま残っているような雰囲気で、今にもキハ181系の特急「やくも」がやってきそうな気がしてきます。

 間に2本の側線をはさんで、3/4番線ホームがあります。12:44、岡山方から3番線に列車がやってきました。岡山からの普通列車849Mです。

イメージ 1 ▲新見駅1/2番線ホームの駅名標と158kmを示すキロポスト。

イメージ 2 ▲今にもキハ181系特急「やくも」がやってきそうな懐かしいホームのたたずまい。

 3番線に到着した849Mは、213系電車の2両編成。伯備線は電化されているのであたりまえなのですが、朝からずっと気動車の旅を続けている僕の目にはなんだか新鮮です。213系電車のC-11編成、クモハ213-12とクハ212-105の2両編成。クハ212-105の方が先頭部の白塗り部分の面積が広く、ちょっと違った顔つきです。行き先表示LEDは到着後「回送」に変わってしまいました。

イメージ 4 ▲到着後、行き先表示LEDは「回送」に。

 さて、僕がこれから乗るのは13:00発の芸備線備後落合行き普通列車443D。芸備線は広島から備後落合までは乗ったことがありますが、備後落合~新見間を乗るのは今回が初めて。なにしろ、備後落合~新見間は、ローカル線の難乗区間は全国に数あれど、新見~東城間が1日6本、東城から先、備後落合まで行く列車に至っては1日3本しかないという超過疎区間。これでは乗りたくてもなかなか乗れるもんじゃありません。

イメージ 5 ▲超過疎路線を行く!備後落合まで行くのは05:18発、13:00発、18:23発の3本だけ。

 ようやく1番線にキハ120が1両やってきて、これが13:00発の備後落合行き443D。先頭の行き先表示幕にもしっかりと「備後落合」と表示されています。車両はキハ120-337。この日、佐用からずっと乗り続けている同じカラーリングのキハ120にまたもお世話になります。ホームで入線を待ちわびていた人たちがぞろぞろと乗車。けっこうな乗車率になりそうですよ。

イメージ 6 ▲1日3本しかない列車のうちの1本がようやく入線。みなさんぞろぞろと乗車です。