毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

姫新線完乗達成(萩の花咲く秋のニッポン旅;その30)

イメージ 1 ▲列車は山間地帯に分け入り、トンネルが連続するように。

 2014年9月27日、終点新見。

 新見行きの859Dは、10:55に中国勝山駅を発車するとすぐに旭川を渡り、その後だんだんと山の中へと入っていきます。トンネルが続くようになり、短いトンネルを二つ抜けると少し長い「才乢(さいだわ)トンネル」に入り、これを出ると次の駅・月田。

イメージ 2 ▲月田駅。周囲を囲む山が近くなった感じ。

 月田の次は富原、そして刑部。この駅から行政区画上は新見市に入りますが、合併前は阿哲郡上刑部村だったところ。「刑部」は、允恭天皇の皇后・忍坂大中姫命(おしさかのおおなかつひめ)の料地に所属し管理に携わった部民だとされていますから、その地名が残るということはこの一帯は相当古い歴史がありそうです。

イメージ 3 ▲黒瓦に白壁の刑部駅駅舎。あのベンチでのんびり列車を待ってみたい。

 刑部を出ると沿線には水田が広がります。稲刈りの済んだ田んぼのあぜ道に、ここでもヒガンバナが盛んに咲いています。いや、やっぱり青森の田んぼのあぜ道にヒガンバナが咲いているのなんて、見たことない!

 刑部の次は丹治部。明治の町村制施行のときには「丹治部村」として発足したのに、いつの間にか地名は「田治部」になってしまい、駅名だけに「丹治部」という表記が残っているようです。

イメージ 4 ▲稲刈りが済んだ田んぼのあぜ道にもヒガンバナが咲き誇ってます。

イメージ 5 ▲民家の敷地内かと思ってしまうようなところに丹治部駅の駅名標。

 丹治部の次が岩山、そしてその次が終点新見です。11:44、津山から1時間39分で終点新見駅2番線に到着しました。ついに姫新線158.1kmを完乗です!おめでとうー(^^)。

 新見駅は2面4線のホームを持ち、そのうち3/4番線ホームは伯備線のホーム。1/2番線ホームと3/4番線ホームとの間には側線が2本あり、構内はかなり広々としています。伯備線は電化されているので、久しぶりに架線が張られた線路を見たって感じです。

イメージ 6 ▲津山から1時間39分で終点新見に到着。

イメージ 7 ▲キハ120-358、おつかれさまでした。折り返しの津山行き860Dは約2時間後の13:37発です。