毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

超過疎区間をゆく。(萩の花咲く秋のニッポン旅;その29)

イメージ 2 ▲快速も停まらないのに駅舎が妙に立派な美作追分駅。

 2014年9月27日、美作、みまさか。

 10:05、新見行き普通列車859Dは定刻に津山を発車しました。キハ120-358の車内には乗客は10人ほど。まったくガラガラよりはましと言うべきか、10人ほどなら多い方かもと言うべきか。

 津山の次は院庄、その次は美作千代。「みまさかちよ」と読んでしまいたくなるけれど、正しくは「みまさかせんだい」。普通は読めんわな。次は坪井で、その次が美作追分。快速も停まらないのに、ログハウス風な妙に立派な駅舎。「キリタローの館」という“地域の活性化施設”との合築なのだそうです。真庭市上河内一帯が、マスコット「キリタロー」の里ということになっているらしいです。

イメージ 1 ▲津山発車時点の車内。これはけっこう乗っている方だと言っていいのかな。

イメージ 3 ▲姫新線で岡山に入って「美作」がつく駅はこれで5駅目。

 次もまた「美作」のつく美作落合。ここもまた妙に駅舎が立派です。中央に望楼のような六角形の突き出しがあり、しかも各面がガラス張り。でも、ここは特に町のコミュニティ施設などを併設しているわけではないようです。駅舎の屋根には太陽光パネルが設置されていて、エコですね(^^)。

イメージ 4 ▲これまた妙に立派な美作落合駅。

イメージ 5 ▲駅名標が植物に覆われかかってます(^^ゞ。

 古見、久世と続いて、10:54に中国勝山に到着。津山と新見の間ではいちばんのターミナル駅でしょうか。中国地方にあるとは言え、いきなり駅名に「中国」が駅名に登場して面食らいます。「美作勝山」で良いのではないかと思うのですが、「か」が重なるせいか発音しにくいということで、開業した大正時代にとっくにボツになってました(笑)。急行「みまさか」なんかが走っていた頃は活気もあったでしょうけれど、今や高速バスに押されて、鉄道駅はぱっとしないようです。

イメージ 7 ▲なんとなく人の気配を感じさせない中国勝山駅。

イメージ 6 ▲急行「みまさか」に乗ってこの駅へ来たかった。

 中国勝山駅を発車するとすぐに川を渡ります。旭川。西からは新庄川が合流しています。ここからはいよいよ中国山地に分け入っていくという感じです。中国山地に沿って陰陽の境目あたりを走る路線を踏破しようという今回の旅の醍醐味が、姫路出発後約4時間で早くも味わえそうな雰囲気です(^^)。

イメージ 8 ▲中国勝山駅発車後すぐに旭川を渡る。左は合流する新庄川。