瀬戸内海上空を行く。(萩の花咲く秋のニッポン旅;その18)
▲今治市の北側の瀬戸内上空。中央は大三島南部。
2014年9月26日、アビ漁。
羽田発のANA583便で愛媛松山へ向かっています。
岡山邑久町虫明湾のカキ養殖場上空から更に飛ぶこと10分ちょっと、もう最終の着陸態勢です。
飛行機は既に愛媛県今治市の北東上空まで来ていて、右側の窓から眼下に見えるのは今治市に属する大三島。奥の方は広島県竹原市ということになりましょうか。
▲右が今治市の岡村島、左が呉市の大崎下島。間に平羅島と中ノ島があって橋でつながってます。
大三島のすぐ西側に呉市の大崎上島、その南に今治市の岡村島、その西に呉市大崎下島があり、岡村島と大崎下島は、その間にある小さな島・平羅島と中ノ島を介して橋でつながっていて、その橋がくっきり見えています。
岡村島から岡村大橋を渡って中ノ島へ、中ノ島から中の瀬戸大橋を渡って平羅島へ、そして平羅島から平羅橋を渡ると大崎下島です。中ノ島の南に浮いている橋の架かっていない島は小島という名の島。
▲ぽつんと浮かんでいるのは齋島。
次に見えてきたのは、周りの島々からは離れて一つだけぽつんと浮いている小さな島。呉市豊浜町に属する齋島(いつきしま)。愛媛県と広島県の境界にあり、古くは神の島とも言われていたとか。この島の近くには「アビ」という鳥の渡来群遊海面があり、齋島では近年まで、冬場に渡来するアビを利用した 「アビ漁」が行われていたそうです。
▲だいぶ高度が下がって、松山市中島大浦の港が良く見える。手前は睦月島か。
▲自分の乗っている飛行機の影が見えるとなんか不思議な感じ。
だいぶ高度が下がってきて、右側に松山市の沖合約10kmに浮かぶ中島の港を見ながら通り過ぎると、大きく左へターンして、松山空港RWY14の延長線上に載り、そのまままっすぐ降下していきます。
自分の乗っている飛行機の影が海面に映っているのを眺めていると海面がぐんぐん近づいてきて、09:02、松山空港RWY14にランディング。松山地方も快晴で、青空が気持ちいいです。3番スポットに立つマーシャラーさんに導かれてスポットインです。
▲松山地方も青空の広がる良い天気。
▲3番スポットに立つマーシャラーさんに誘導されてスポットへ向かいます。