新型車両733系（萩の花咲く秋のニッポン旅；その11）

▲新千歳空港駅に到着した733系新型電車。

　2014年9月25日、新千歳空港へ。

　ただでさえ札幌での乗り換え時間が短いと思っていたのに、急行「はまなす」が4分遅れて札幌に到着したせいで、乗り換え時間は更にキビシイものになり、急行「はまなす」の写真を撮るのもそこそこに、わずか4分で次の列車、06:15発の3850M快速「エアポート60号」に乗り換えなければなりません。

　快速「エアポート60号」の始発駅は石狩当別で、札幌には06:11に到着します。3番線から5番線へ息せき切って駆け上がると、ちょうどホームに入ってきたところで、車両は今年7月から投入が始まった新型の733系電車です。

▲函館本線と千歳線の分岐駅・白石駅を通過。

▲06:39、恵庭駅到着。

　快速「エアポート」に使われる733系電車は733系3000番台の6両編成。733系登場前までの快速「エアポート」の主流車両である721系3000番台との最大の違いは、4号車の「uシート」車以外の車両がオールロングシートになったことでしょう。乗車定員が増えてラッシュ時の混雑緩和にはなるでしょうが、スーツケースなどを抱えて飛行機から乗り換えた先がオールロングシートではちょっとがっかりする、というか、道外や国外からの観光客にあまり良い印象を持たれないのではないかと少し心配です。

▲733系3000番台のオールロングシートの車内。空港アクセス列車としてはどうでしょうね。

　快速「エアポート60号」は06:53に終点新千歳空港に到着。僕は「uシート」車に乗りましたので、車両も新しいし、とても快適でした。でも、どうでしょう、大きな荷物を持って混雑したオールロングシート車両には、あまり乗りたくないかもしれないです。

　こちらの到着と入れ違いに、06:54発で反対側のホームから手稲行き普通列車729Mが発車して行き、こちらは折り返しで07:02発の札幌行き普通列車731Mになります。せっかく北海道へ来たので僕ももう少しゆっくりしたいですが、このあと飛行機に乗って北海道を離れなければなりません。

▲733系3000番台車両の車側のLED式行き先表示。

▲折り返しは07:02発の普通列車札幌行き。「uシート」車両は乗りドク車両になりますね。