毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

DD51-1142単機(萩の花咲く秋のニッポン旅;その9)

イメージ 10 ▲個人的にはオリジナル塗色の朱色の方が好きなんだけど、急行「はまなす」函館駅にて。

 2014年9月25日、鰊みがき弁当。

 函館駅のホームは行き止まりの櫛形になっていて、ホームや改札口は行き止まりの先の通路でつながっています。改札口と各ホームを行き来するのに跨線橋や地下道の階段を上り下りしなくていいのはラク。その通路の壁にはいろいろな広告がかかっていますが、僕の目を惹くのはやはり「函館みかど」の「鰊みがき弁当」。函館駅を代表する駅弁の一つですが、僕は大好きなのでこのブログにも何回か記事をUPしました。久しく食べていないので、うーん、食べたい!ちなみに、ホームの柱には「ようこそ函館へ」という広告板がかかっていて、その下には「本場の味サッポロビール」の文字。サッポロビールと言えば、北海道内でしか手に入らない「サッポロ・クラシック」、うーん、飲みたい!

イメージ 7 ▲函館駅を代表する駅弁「鰊みがき弁当」。食べたい!

イメージ 6 ▲深夜に「ようこそ」と言われても。

 急行「はまなす」の行き止まり側は1号車B寝台車で、このあと札幌までは進行方向が逆になってしんがりを務めます。今度先頭になるのは、青森から最後尾を務めてきた7号車で、そちらの方では機関車の連結作業が既に終わったようです。このあと函館から札幌までは、ディーゼル機関車DD51が牽引を務めます。

イメージ 5 ▲DD51連結完了。右側後方に函館山頂上の明かり。

イメージ 9 ▲この日札幌までの牽引を担当するのはDD51-1142号機。

 この日札幌までの牽引を担当するのは、DD51-1142号機。「北斗星」カラーの青い車体は、後ろに従えた8両の青い客車と一体になって、まさにブルートレインと呼ぶにふさわしい姿です。車体に入った金色の帯と輝く星のマークもなかなか凜々しい。

 中央の運転席の窓の下には「函」「重」と記されたプレートが差してあります。「北斗星」を牽引するときは常に重連ですが、急行「はまなす」を牽引するときも重連になるときがあるそうで、「北斗星」カラーのDD51はずっと重連仕様で「重」のプレートが差したままになっているのでしょう。ただ、この日は急行「はまなす」としては通常どおりのDD51の単機牽引でしたが。

イメージ 3 ▲DD51-1142号機の中央運転台下には「函」と「重」のプレート星のマーク。

イメージ 2 ▲客車との連結面の顔。金帯が似合ってます。

イメージ 4 ▲こうして見ると、後ろにつながっているのが「北斗星」だという気になってきます。

 発車時間がだいぶ近づき、改札口の方から通路を通ってホームへやってくる人影が何人か見えます。函館から「はまなす」を利用する人かもしれないし、駅前のコンビニへ行って戻ってきた乗客かもしれません。札幌~函館間にはかつて、最後にはバスとの競争に敗れたとは言え、快速「ミッドナイト」という列車が走っていたので、車内が狭くて窮屈なバスより列車の方がいいとか、寝台車やカーペットカーで横になれた方がよいというニーズは依然あって、札幌~函館間の利用もそれなりにあるのではないでしょうか。

イメージ 8 ▲札幌まで先頭に立つ7号車の連結部貫通扉のガラス窓からは、DD51が間近に見えます。

イメージ 1 ▲さて、そろそろ函館駅出発です。