ヒレカツサンド（梅雨前線に追いかけられて；その5）
▲JAL1201便の機内で食べたカツサンド。 2014年7月10日、申し訳けないス！
前日の晩は、知人たちとの会食の場所が大井町だったこともあり、珍しく、というか初めて、品川に宿を取ったのですが、品川駅周辺、特に港南口側の変貌ぶりには目を見張ってしまいました。
しかしのんびりしている時間はなく、この日の朝は早起きし、品川発06:47の京急エアポート快特580Kでノンストップ、一路羽田空港へ。途中、国際線ターミナルに停まるだけで、終点国内線ターミナル到着は07:03。初めて乗りましたが、速くて快適だなあ。
▲この日の青森行きJAL1201便には「がんばろう日本」の文字。
▲隣のスポットには「WAONジェット」のB767-300。 これから乗るのは、07:55発の青森行き初便JAL1201便。35番ゲートからの出発だったのですが、このゲートはバスによる搭乗用のゲート。青森行きの便に乗るのにバスに乗ったのは今回が初めてのような気がするなあ。
バスで32番スポットに着いて、タラップから搭乗。33番A席ですが、隣のB席が空席のままだったので、空間に余裕があって快適でした。
隣のスポットにはなにやらイラストが入ったB767-300が駐機中。レジはJA-8364がついていますが、これは「WAONジェット」というらしいです。今年2月から、イオンと共同で「はばたこう、日本！未来を乗せて」プロジェクトとして、「全国から募集した夢やワクワク感を表現した『笑顔』の写真7,610点を使用されたモザイクアートとWAONのマスコットキャラクター「Happy WAON」がデザインされているとのこと。最近青森にはB767は飛んで来なくなったから、関係ないや（涙）。
▲雲は多めですが、ところどころ青空も見える関東上空。 JAL1201便は08:03にプッシュバックが始まって、08:14にRWY16Lから離陸。雲は多めですが、台風8号の影響は東京には及んでいないようで、ところどころに青空が見える中を徐々に高度を上げていきます。
それではここで朝食でも。
羽田空港で手に入る食べ物の中で僕がとりわけ好きなのは、水泳の北島康介選手のご実家、西日暮里にある「肉のきたじま」が作るメンチカツサンド。しかし、買えるのはいつも第2ターミナルでばかりで、第1ターミナルで買えたためしがない。第1ターミナルには卸してないのかしら？
そこで今回は、今まで一度も食べたことのない「浅草ヨシカミ」の「ヒレカツサンド」。外箱に「うますぎて申し訳けないス！」という若干怪しいコピーと、コックさんとおぼしき若干怪しいイラストが描かれていて、全体として「うますぎて」ってことはないんじゃないかと思わせる作り。
▲申し訳なくなってしまうほどうますぎそうには見えない外観(笑)。 箱を開けてみますと、分厚いカツがはさまったサンドが二切れ。一口食べてみると、確かにオイシイ！ヒレカツは実に柔らかく、ソースの味も申し分なし。コールスローサラダのようなキャベツのみじん切りも良し。「ヨシカミ」とは浅草1丁目にある「浅草下町の洋食屋さん」らしいです。今まで知らなかった僕の方が悪いってぐらい浅草では有名なお店だそうで、あー、行ってみたくなってきたーー！
▲とてもおいしいヒレカツサンドです。今まで知らなくて申し訳けないス！ ところでフライトの方は、東北地方上空に入ってくると非常に厚い雲に覆われ、青森空港へのファイナルアプローチに入っても、ひたすら雲の中を降下するだけで、いつまで経っても地上が見えてきません。青森空港周辺は雨とのことですが、それにしてもかなり低いところまで雲が下がっているようです。
長い間濃霧に弱いと言われてきた青森空港ですが、2007年にRWY24に計器着陸装置(ILS)のカテゴリーⅢaが設置されたことで、濃霧による欠航は劇的に減りました。だからだいじょうぶだと思うのですが、しかしそれにしても雲が切れない……
▲青森空港へのファイナルアプローチになってもひたすら雲の中。
▲下がっても下がっても雲が切れず、地上がいつまでも見えてきません。 結局、09:18にRWY06に無事着陸。スポットインし、降機してから見てみると、雲は滑走路のほんのちょっと上まで垂れ込めていて、着陸時はそうとう視界が効いていなかったのではないかと思われ、よくぞ着陸してくれたという感じ。カテゴリーⅢのおかげかなとも思いましたが、着陸したのはILSが付いていない方のRWY06。うわー、ホントよく着陸したなあ。
外は土砂降りで、この雨はこの日一日降り続きました。これほど激しい雨が一日中降り続くのは極めて珍しいことです。台風8号接近の影響で梅雨前線が刺激されて大雨をもたらしたようで、この日は長野県や山形県で土石流などの大きな災害が発生したのでした。
▲雲が滑走路すれすれにまで垂れ込めていて、よくぞまあ着陸できたものだ。