富山始発の特急「ひだ」(遅い春、桜満開、帰省の旅;その5)
▲雨の富山駅で発車を待つ名古屋行き特急「ワイドビューひだ6号」。
2014年4月21日、富山駅の静かな一角。
さて週明け月曜日、富山からの移動を開始します。
小杉07:26発の城端線から乗り入れる気動車列車1322Dで富山駅4番線に07:40に到着。どっと吐き出される通勤通学客を避けるようにして、こんな時間帯でもひっそりしている1番線ホームへ移動します。
2番線ホームの高岡寄りに切り欠き式で設けられた1番線ホームは高山本線の特急「ワイドビューひだ」が発着するホーム。そこに停車している3両編成の列車は、8時ちょうど発の1026D特急「ワイドビューひだ6号」名古屋行きです。
▲富山駅2番線の奥に切り欠き式で設けられた1番線。上には新幹線駅舎が着々と。
▲通勤通学ラッシュの時間帯なのに人影が見当たらない1番線には3両編成の気動車がぽつんと停車中。
ちょうど2年前の2012年4月2日に、名古屋から富山まで「ワイドビューひだ13号」で乗り通したことがありますが(そのときの記事はコチラ。)、富山から「ワイドビューひだ」に乗って出発するのは今回が初めてです。富山駅で「名古屋」の文字を見るのは特急「しらさぎ」がポピュラーなので、「特急ひだ」の文字と並ぶ行き先表示幕はやはり新鮮です。
▲LED式ではなく巻き取り式の行き先表示なのがいいですね。
富山まで入ってくる特急「ワイドビューひだ」は3両編成と決まっていて、号車の割り付けも8号車、9号車、10号車と決まっています。飛騨古川始発や高山始発の編成を併結するときに、飛騨古川・高山編成が増結されたときでも富山編成の号車番号に変更が生じないようにとの配慮でしょう。
富山乗り入れの固定編成は「キハ85-1100+キハ84-300+キロ85」と決まっているようですが、3両しかないのに、グリーン車指定席1両、普通車指定席1両、普通車自由席1両というバラエティに富んだ車種構成はなかなかぜいたくではありませんか。
▲この日の富山地方は朝から雨。
▲世界遺産の合掌造り集落をデザインしたトレインマークも雨に濡れ。