毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「北越8号」直江津到着(遅い春、桜満開、帰省の旅;その3)

イメージ 1 ▲3000番台ではないので行き先表示も巻き取り式なのがうれしい。

 2014年4月18日、日本海に沿って。

 金沢行き特急「北越8号」は、定刻16:11に長岡駅を発車しました。

 「北越8号」は485系車両の6両編成。前方から1号車、2号車の順で最後尾が6号車。1号車前部半室がグリーン車指定席、後部半室と2、3号車が普通車指定席、4~6号車普通車自由席。僕の今回の席は2号車普通車指定席。車番はモハ484-1015。ということはこれはT12編成ということですね。

イメージ 3 ▲普通車指定席車2号車の車内。まったりしてます。

 長岡を発射すると、最初の停車駅は25分で柏崎。ドアが開いた瞬間に一瞬ホームに降りて前方をカメラで一枚。
 
 柏崎駅は越後線との分岐駅ですが、越後線にはまだ一度も乗ったことがないので、いつか乗ってみたい。しかし越後線の西半分、柏崎~吉田間は列車本数がわりと少なく、なかなか乗りにくい線ではあります。

イメージ 2 ▲最初の停車駅は越後線との分岐駅・柏崎。

 新潟から柏崎まで、海に近い方を走るのは越後線で、信越本線は山手をぐるりと迂回して走っています。柏崎で越後線が尽きてしまうと、いよいよ信越本線は海岸に出て、海岸線に沿って日本海を見ながら走るようになります。

 柏崎を出ると、鯨波、青海川、笠島と、夏には大いににぎわう海水浴場が最寄りにある駅を通過していきます。特に青海川駅は「日本一海に近いところにある駅」の一つですが、2007年7月に起きた新潟県中越沖地震では、隣接する崖が崩落してホームや線路が埋まり、約2ヶ月にわたって信越本線が普通になるという災害がありました。僕は2007年11月、復旧間もない青海川駅に一度だけ立ち寄ったことがあります(そのときの記事はコチラ。)。

イメージ 4 ▲柏崎を出ると信越本線は海岸線沿いを走るようになり、車窓には日本海の絶景が続きます。

イメージ 5 ▲ピンぼけでスミマセン(^^ゞ。一度だけ途中下車したことのある青海川駅を通過。

イメージ 6 ▲冬は鈍色にくすんで荒れ、波が岩に砕け散るというイメージの日本海もこの日は穏やか。

 柏崎の次は柿崎、柿崎の次は、犀潟の手前で北越急行線が合流し、やがて直江津に到着します。ここまでがJR東日本の管内で、ここから先はJR西日本へバトンタッチ。乗務員も交代します。

 長岡で乗ったときから少なかった車内の乗客はその後大きく増えもせず減りもせず、のんびりムードのまま走り続けています。来年、北陸新幹線金沢開業を迎えると、このあたりの鉄道シーンにどのような変化が起きるのかが気になります。長岡と新幹線駅のできる糸魚川、あるいは上越妙高駅との連絡はどうなるのでしょう。第三セクター鉄道が絡んで、「北越」の存続や快速「くびき野」による直通は難しいような気もしますが……

イメージ 7 ▲JR東日本管内最後の駅、直江津に到着。