毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

またも眼下に広がる富士山(暖冬正月北から南まで;その47)

イメージ 7 ▲富士山とその裾野を見下ろしながら順調に飛行する香港行きCX543便。

 2014年1月12日、厚木基地も見えた。

 富山からANA884便で09:16に羽田空港に着陸し、荷物を引き取って国際線ターミナルへ移動し、10:45発の香港行きCX543便に乗り継ぐのはなかなか忙しいです。国際線ターミナルでは、先に実家から宅配便で送っておいたスーツケースも引き取らなくちゃいけないし。

 そんなわけで、108番ゲートへ到達するなり、ほぼそのまま搭乗開始。

イメージ 1 ▲お隣は定刻10:00発のソウル金浦行きアシアナ航空OZ1075便かな?

 今回の席は73番K席。エコノミークラス最後列の右側窓側席です。この日の機材はレジB-HUIをつけたB747-400ジャンボジェットで、エコノミークラスは3×4×3の10列アブレストですが、最後尾の3列だけは窓側は3人掛けではなく2人掛けのシートになっているのです。

 この日もほぼ香港人ばかり満席の乗客を乗せて、CX543便は10:45にプッシュバックを開始し、11:07にRWY05から離陸。RWY05からの離陸だと、旋回することもなく、ほぼそのまま飛んで行けばいい感じですね。

イメージ 2 ▲関東地方、晴れ上がってすばらしいお天気です。

 離陸するとすぐに見えてくるのは、いくつかの埋め立て地をつないで西へ延びる首都高湾岸線が横浜ベイブリッジを渡って、横浜港から三浦半島にかけての一帯。冬の関東地方らしいくっきりとした晴れ上がりで、地上の様子を手に取るように眺めることができます。

イメージ 3 ▲横浜ベイブリッジが見えてます。

イメージ 4 ▲大きく弧を描いている部分はJR根岸線(京浜東北線)根岸~磯子~新杉田あたり。

 少し進んで視界から海が消えると、滑走路が見えてきて、空港があるようです。これは米海軍厚木基地。8,000フィート(2,438m)の滑走路RWY01/19が一本あります。横須賀に米空母が寄港したときに艦載機による夜間離発着訓練(NLP;Night Landing Practice)が行われ、深刻な騒音問題が起きているわけですが、上空から見ると、周辺には住宅地も多いことがわかり、その騒音の深刻さが窺われます。まあもちろん現在はNLPの9割程度は硫黄島で行われるようになってはいるわけですが。

イメージ 5 ▲米海軍厚木基地の滑走路もはっきり見えました。

 再び機窓から海岸線が見えるようになり、相模川の河口を見ながら太平洋上を海岸沿いに西へ飛行していくと、やがていよいよ富士山が見えてきました。

 今回の年末年始の一時帰国期間中、何度かこの航路を飛ぶ飛行機に乗ったので、富士山を眺める機会がけっこうありましたし、このブログにも何回か記事をUPしました。しかし、この日ほど晴れた日はなかった。この日は富士山周辺にはほとんど雲がなく、特に富士山の北側と西側には雲は皆無。香港へ戻る最後の帰り際に富士山の全貌と裾野の広がりの風景を存分に堪能できたのはうれしかったです(^^)。

イメージ 6 ▲相模川の河口を見ながら相模湾上空をゆく。

イメージ 8 ▲香港へ戻るその帰り際にこんなにくっきりと富士山が見られてよかった。