毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

お初の「8番らーめん」(暖冬正月北から南まで;その45)

イメージ 1 ▲ついに食べることができました、「8番らーめん」。

 2014年1月11日、ハチカマ。

 富山のラーメンと言えば「麺家いろは」さんなどに代表される「富山ブラック」。香港にも進出し、4月24日から7月20日までは「ハローキティ40周年」とのコラボ企画をやっていて、内装がハローキティだらけになっているだけでなく、飲食するとハローキティ・グッズを手に入れられるので、連日長蛇の列になってます。

 しかし、忘れちゃいけない、富山で人気のあるもう一つのラーメン、それは「8番らーめん」なのだ。

イメージ 2 ▲看板メニューの「野菜らーめん」の塩が着丼。

 もちろん「8番らーめん」は富山のラーメンではなく、石川のもの。1967年(昭和42年)に石川県加賀市内の国道8号線沿いに最初のオープンしたのが始まりですが、今や富山県内にも31店舗を構えていて、「8番らーめん」好きの富山県人は少なくないのです。

 今回のれんをくぐったのは、JR北陸本線小杉近くの小杉店。実は「8番らーめん」も香港に進出していて、「8番らーめん」2店舗、系列の「らーめん屋元八」2店舗、「8番らーめん麺座」1店舗があるらしいんですが、自分にとって行きやすい場所にはないので、「8番らーめん」を食べるのは今回の小杉店が初めてであります。

イメージ 4 ▲最初から二人前食べられる「8番餃子ダブル」。

 日本に戻ったときに食べたくなるものの一つが、焼き餃子。薄い皮で焼き目がぱりぱりとしていて、中の餡がジューシーな焼き餃子は、香港でもおいしいものはなかなか食べられない。そこで、一時帰国時には、機会があればつい食べちゃうんですが、「8番らーめん」にも「8番餃子」なるものがありました。一人前一皿6個ですが、最初から人前が一枚の皿に載ってくる「8番餃子ダブル」もありますので、それをオーダー。一個一個は小ぶりなので、「ダブル」でも一人で十分食べられる感じ。パリッと焼かれた焦げ目が食欲をそそります。

イメージ 5 ▲パリッと焼かれた焦げ目に食欲をそそられます。

イメージ 6 ▲ではさっそく、「8番餃子」からいただきます!

 看板メニューは「野菜らーめん」。白山連峰からの伏流水で練り上げた麺は太めながらちぢれもしっかりしていて、スープや野菜がよく絡み、そこへたっぷりのキャベツ、人参、玉葱、モヤシを載せた「野菜らーめん」は創業当初からの看板メニュー。スープは味噌・塩・醤油・とんこつ・バター風味の5種類から選べますが、定番は「塩」のようです。沖縄久米島沖で汲み上げた海洋深層水を100%使用し、スチーム加熱、凝縮、天日干しを経て造られる久米島の塩と沖縄の塩のブレンド塩が使われているというこだわりようです。

 そして忘れちゃいけないのが「ハチカマ」。富山駅構内の立ち食い蕎麦店で「立山そば」を食べると、「立山」という文字が入ったカマボコが載ってますが、「8番らーめん」では数字の「8」が入ったカマボコ、通称「ハチカマ」が載っているんです。

 まあとにかく、おいしくいただけました。お年寄りから子どもまで万人がみんなで一緒に食べて楽しむことができる優しいお味の「8番らーめん」、確かに何回でも食べたくなるね、これは。

イメージ 3 ▲これが1968年に登場した「ハチカマ」。

イメージ 7 ▲太め縮れ麺を久米島塩のスープに絡めて、いただきます!