毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

篠栗線を抜けて(暖冬正月北から南まで;その41)

イメージ 1 ▲城戸南蔵院前駅で交換列車を待つ博多行き普通列車2545H。

 2014年1月10日、博多到達。

 城戸南蔵院前駅で直方行き快速4632Hと交換した博多行き普通列車2545Hは、12:22に発車です。

 筑前山手の次は篠栗。ここから吉塚までは篠栗線の1904年(明治37年)に開通した区間になります。2545Hは篠栗で3分停車し、開通110年を迎える区間へと入っていきます。篠栗の次は門松、そして長者原、原町、柚須、吉塚と続きます。「門松」なんてお正月にぴったりの駅。「長者原」は「ちょうじゃばる」、「原町」は「はるまち」と九州ならではの読み方です。

イメージ 2 ▲篠栗到着。3分停車のすきに駅名標を撮影。

イメージ 3 ▲篠栗から先、吉塚までの区間は今年で開業110年。

 吉塚で鹿児島本線と合流し、一気に都会へ出てきた心持ちです。ちょっと前まで雪のちらつく山の中を走ったり、釈迦涅槃像のある霊場を走ったりしていたのに、わずかの時間で大都会へワープしてしまいました。

 吉塚~博多間には、鹿児島本線の複線とは別に篠栗線(福北ゆたか線)の単線線路が敷かれているので、鹿児島本線の列車と併走することもあり、なんとなく複々線気分が楽しめます。

イメージ 5 ▲そして終点博多駅8番線に到着。

 そして2645Hは定刻12:48に終点博多駅8番線に到着。桂川~原田間は残してしまったけれど、福北ゆたか線初乗車の旅はこれにてとりあえず完了です。到着した2645Hは、13:01発の黒崎行き快速4636Hとしてすぐに折り返しますが、降車完了後いったんドアを閉めて車内整備をするようです。

 向かいのホーム7番線には、おおっ?、これはこれは、昔ながらの415系車両では?九州も、特に博多など大都市圏からは旧型車両は完全に駆逐されてしまったと思っていましたが、まだまだ現役健在なんですね。これはうれしい。7番線のこの列車は12:50発の門司港発久留米行き普通列車2337Mで、全行程を3時間以上かけて走るロングラン鈍行。まだまだ活躍をお願いしますよ!

イメージ 4 ▲旧型客車415系も活躍中。博多駅で見かけた久留米行き2337M。