毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

鹿児島空港到着(暖冬正月北から南まで;その29)

イメージ 10 ▲鹿児島空港展望デッキ。航空展示室「SORA STAGE」もあります。

 2014年1月9日、鹿児島空港RWY34アプローチ。

 JAL1863便は、右手に中部国際空港セントレアを眺めながら伊勢湾を横切り、伊勢半島の東岸に沿って西南へまっすぐ飛んで太平洋上に出ると、ほぼそのまま高知沖をまっすぐ飛んで、いよいよ九州東岸に到達します。

 お、あれが九州東岸かなと思って最初に見えたのはどこかの川の河口。調べてみると、そこは日豊本線日向新富と佐土原の間を流れる一ツ瀬川の河口と富田浜入江。てことは、左側の機窓からは宮崎市内が見えているってことになりますね。

イメージ 1 ▲宮崎県児湯郡新富町の一ツ瀬川河口あたりを見下ろしながら九州上陸!

 あれ?一ツ瀬川の北側に、なんか滑走路が見えますよ。宮崎空港は宮崎市の南側だから、この位置で右側に見えることはないはず。

 実は新富町は「自衛隊の町」としての性格を有しており、航空自衛隊新田原基地があるんですね。あそこに見えているのは2,701mの滑走路(RWY10/28)のようです。新田原基地はブルーインパルスの展示飛行がある航空祭が開かれるので聞き知ってはいましたが、ここにあるとは知らなかった。

イメージ 3 ▲一ツ瀬川の北側に滑走路発見。まさか宮崎空港のはずはないし……。

イメージ 2 ▲RWY10/28の滑走を有するのは航空自衛隊新田原基地。

 さて、JAL1863便は鹿児島空港へ向けてファイナルアプローチ。宮崎県から九州上空に入り、山が連なるばかりだった下界の景色が開けて街が広がったのは、国分市や隼人町、今の霧島市の市街地です。

 東九州自動車道を横切り、日豊線、肥薩線を跨いでぐんぐん高度を下げれば、10:05、鹿児島空港RWY34に無事着陸です。

イメージ 4 ▲霧島市(元国分市のあたり)上空。右下から左上奥へかけては東九州自動車道。

イメージ 5 ▲肥薩線日当山駅のあたりを見下ろしながらファイナルアプローチ。

 さすが南国、気持ちの良い青空が広がる鹿児島空港、JAL1863便は10番スポットに入りました。羽田空港から鹿児島空港まで935km、飛行時間は1時間40分でした。

 鹿児島空港へやってきたのは、2012年8月16日以来です。前回は松山からJAC3686便のプロペラ機に乗ってやってきたのでした(そのときの記事はコチラ)。その前となると、2008年7月10日の福岡発鹿児島行きJAC3649便でこれまたプロペラ機(そのときの記事はコチラ)。

 てことは、ジェット機で鹿児島空港に着陸したのは、超久しぶり?

イメージ 6 ▲飛行時間1時間40分で鹿児島空港に到着したJAL1863便。

 到着ロビーに出てみると、到着便の案内板の発地の欄には「奄美大島」「徳之島」「種子島」「屋久島」「沖永良部」などの地名が並び、離島路線のゲートウエイであることを窺わせます。これらの離島へは一度も行ったことがないので、離島への旅心が大いにくすぐられます。

イメージ 7 ▲離島からのフライトが並んでいるところがさすが鹿児島空港!

 展望デッキに上がってみると、航空展示室「SORA STAGE」の案内が目に付きました。「誰もが楽しめる空港」をコンセプトに、鹿児島空港の歴史、現在就航している航空会社の紹介、モデルプレーンやパネルなど、航空に関する様々な展示があり、僕もひととおり見て回りました。

 それから展望デッキに戻ると、今降りてきたばかりのJAL1863便の向こう、RWY34エンドに入ったB787ドリームライナーの姿があり、やがて離陸していきました。おそらく10:10発の羽田行きANA622便でしょう。その手前でプッシュバックをしているのは10:30発の那覇行きANA475便かな?鹿児島空港の展望デッキは、青森空港と同じで、ワイヤーが張ってあるのが残念。すっきりとした展望が得られないんですよねー。

イメージ 8 ▲今降りてきたばかりのJAL1863便、その向こうに羽田行きANA622便。

イメージ 9 ▲ドリームライナーANA622便、離陸。その手前では那覇行きANA475便がプッシュバック中。