毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「あけぼの」、引き上げる。(暖冬正月北から南まで;その23)

イメージ 7 ▲入れ替え用機関車DE10-1536が1号車方に連結されて、引き上げ準備完了の「あけぼの」。

 2014年1月6日、ディーゼル機関車。

 先頭のEF81-137が切り離されて海側へ引き上げて行く頃、最後尾1号車方では、車両センターへ移動するための入替用機関車の連結作業が行われています。多くのファンたちは今度はその様子を見守ることになります。

 最後尾車両として走ってきた1号車の全面はびっしりと雪で覆われ、冬の鉄路の厳しさを窺わせています。ここに引き上げ用のディーゼル機関車が連結されるので、係員が連結器の雪を取り除いて開く作業をしています。

イメージ 1 ▲最後尾車両として走ってきた1号車は新雪がびっしりと。

 この1号車の周囲も多くのファンで取り囲まれました。僕は跨線橋の上に上がって、跨線橋の上から眺めることに。

 隣の4番線には、新雪の中で黄緑色がとりわけ際立つ789系。函館から10:02に到着して、10:10発で新青森へ向かう4022M特急「スーパー白鳥22号」です。この頃には天気がよくなってきて、雲間からは青空も顔をのぞかせるようになってきました。

イメージ 2 ▲右隣の4番線には10:10発の新青森行き特急「スーパー白鳥22号」。

イメージ 3 ▲係員さんが連結器の雪落とし作業をしていますね。

イメージ 4 ▲連結準備が整った「あけぼの」1号車の顔。暖冬とは言え、冬はやはり厳しい。

イメージ 5 ▲青森ベイブリッジをバックに。雲間からは青空も見えてきました。

 連結準備の整った1号車にゆっくりと近づいてきたのは、朱色の車体でおなじみのディーゼル機関車DE10-1536。連結されると、これをまたファンが取り囲んで、一斉に撮影大会です。

 「あけぼの」が廃止されると、DE10のような入れ替え用機関車の出番もまた減ります。あと残された出番は急行「はまなす」の出入庫だけになってしまうのではないでしょうか。

イメージ 6 ▲引き上げ準備が整った「あけぼの」と間もなく発車の「スーパー白鳥22号」。

 DE10-1536が連結されて引き上げの準備が整ったのを見届けて、僕もその場を離れます。

 西口へ向かう跨線橋を歩きかけてふと窓の外を見遣ると、6番線には10:37発蟹田行き329M、そのすぐ隣の側線を、「弘前」という行き先表示を出した701系がゆっくり走って行きました。11:12発の弘前行き652Mでしょうか。

 「あけぼの」を牽引してきたEF81-137は、いつの間にかいちばん西側の側線を海側から戻ってきて、ちょうど跨線橋の真下に停車中。跨線橋の上からはその姿が半分だけ見えました。

イメージ 8 ▲青森駅の6番線側。青森も701系がすっかり主流に。