香港～ワシントンD.C.、遠すぎる（その3）

▲人生2度目のユナイテッド機に乗るのは初めてのかいがい旅行の時以来（それっていつだ？）。

　2014年2月11日、偏西風、弱し！

　14:43に着陸した成田空港、小雪が舞っています。

　千葉県内、2月9日に観測史上最高の積雪33cmを観測し、この週末は首都圏が大雪でたいへんなことになり、その影響が残っていなければいいがと思っていたこの日も、千葉県内は未明に雪が降り、9日の残雪の上に新雪が積もって、千葉市では21cmの積雪になっていたそうです。成田空港敷地内にはもう雪は残っておらず、小雪がちらちらと降ってはいるものの、幸い離発着に影響はなさそうです。よかった(^^)。

　オープンスポットからバスでターミナルへ移動し、国際線乗り継ぎ経路を通って搭乗待合室へ入り、次のフライトの待つゲートへと向かいます。成田空港で国際線から国際線へ乗り継ぐのはもちろん初めて。日本人は普通はそういうことする必要がないもんね。わーん、ちょっとでもいいから日本に入国したい！（泣）

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　このブログに、自分が乗る飛行機としてユナイテッド航空の飛行機が登場するのは、断言しますが初めてです！(笑)　16:20発のワシントンD.C.行きUA804便。ANAとのコードシェア便で、ANAの便名はNH7028便。オープンスポットからターミナルに移動し、国際線乗り継ぎ手続きをして、なんだかんだで、31番ゲート前へたどり着いたときにはもう午後3時を大きく回って、UA804便の出発まであと約1時間。接続良すぎです（涙）。

▲前輪収納カバーに書かれている4桁の数字は何を表しているのだろう？

　この日のUA804便の機材は、レジN224UAを付けたB777-200。いや、実はレジは見えなかったのですが、前輪収納カバーに書かれた4桁の数字「2824」を基にあとで調べたんですが。この4桁の数字は何を表しているんでしょう？

　なんか搭乗のしかたにもユナイテッド航空的というかアメリカ的なやりかたがあるらしく、どうも勝手が違って緊張する……それでもなんとか人の流れに押されるままに搭乗し、僕の席はエコノミークラスの38番G席。3×3×3の9列アブレストの真ん中の3人掛け席の通路側です。幸い隣の席が空席のままなので、少しは楽に行けそうです。

▲ビールが飲みたいが有料なのでコーラでガマン。

　エコノミークラスはぎちぎちには混んでおらず、3人掛け席の真ん中席が空いたままのところもちらほら。16:26にドアクローズになり、夕方の出発ラッシュで列を作って並び、もはや懐かしい感じがするキャセイパシフィック航空の香港行きCX521便に続いてRWY34Lから離陸。今回はどっちかって言うとあっちのキャセイで香港へ帰りたい気もするんだけど、これから6,742マイル(10,850km)、予定飛行時間12時間05分の長距離フライトが始まりました。

　米国系航空会社は大手でもエコノミークラスはアルコールやスナック類が有料なので、ドリンクサービスでも、ビールが飲みたいところをぐっとこらえて、コーラでガマン。あ、そうい言えばさっきのNH912便でもトマトジュースでガマンしたんだったな。

▲アルコール類は有料でも、機内食はいちおう無料。

　冬の日は短く、機窓の外は早や闇に変わり、みんなシェードを下ろして、機内は夜間モードに。僕は窓際からは離れているので今回は機窓の景色には縁がない。しかも、シートテレビが壊れていてチャンネルの選択ができず、フライトマップしか見られない。ショック。これからの12時間、何をして過ごせと言うのだ。出張の仕事の準備をしろと言うことか。そうだな、きっと。ちぇ。

　離陸後1時間ちょっとで機内食。無料です。アルコール類は、クレジットカード決済で注文している人が意外とけっこういるなあ。サラダとパンとお菓子と、メインはチキンとポークからのチョイスだったので、僕はポークを。ちょっと韓国風のポークソテーでなかなかおいしかったです。

▲ちょっと韓国風？わりとおいしかったです。

　機内食が終わると消灯。寝ろということでありますね。シートテレビも見られないまま出張の資料なんかを読書灯を点けて読んだりなんかしているうちに時が経ち、離陸約6時間後の日本時間22:40頃、スナックとドリンクのサーブ。スモークターキーとチーズの丸パンサンドにグリコのアイスクリーム「バニラリッチ」ですね。

　なにしろこの路線はめったに飛んだことがないので新しい発見がいろいろあるんですが、ちょうどこの頃ベーリング海上空あたりを飛んでいて、シートテレビのフライトマップを見ていて「ほー」と感心したのは、追い風が時速27kmとかそんな感じで、香港～成田間で吹いていた時速200kmとかの追い風に比べるとほとんど吹いていないも同じ。なるほど、高緯度帯では偏西風（ジェット気流）はとても弱いのですね。

▲日本発の便だけに、アイスクリームはさすがに日本製。

　そして到着約1時間半前、日本を発って11時間ぐらいが経った頃、日本時間で午前3時10分頃ですが、到着前のお食事がやってきましした。「パスタorナントカ？」と聞かれ、「ナントカ」がなんなのか聞き取れず、でもパスタは食べたくなかったので、口まねで「ナントカ、please.」と言ったらなぜか通じ、その「ナントカ」が配膳されました。フタを開けてみると、なーんだ、「オムレット」って言ってたのね(笑)。

　そんなこんなで、成田空港でドアクローズになってから12時間19分後、日本時間午前4時45分、現地時間午後2時45分、どの滑走路かわかんないけど、ほぼ定刻どおりにワシントン・ダレス国際空港にランディング。あー長かった。ユナイテッド航空、もう乗らなくていいや(笑)。

▲オムレツにハッシュポテトにソーセージ。日本時間午前3時過ぎだもんな、朝だよ朝。