羽前から越後へ(暖冬正月北から南まで;その11)
▲羽前椿の次は手ノ子。珍しい駅名だと思います。
2014年1月1日、元日に大雨。
羽前椿を06:50に発車した1123Dは、北上を続けます。
羽前椿の次は手ノ子。ちょっと変わった駅名ですね。ホームの駅名標は国鉄時代そのままの白地に駅名標独特の黒い文字。それには「西置賜郡飯豊町」とあり、「手ノ子」は飯豊町の地名のようです。「出村、新村」の意味である「出の郷」から転じたものだとか。
小国駅を出てしばらく行くと、荒川が車窓に寄り添うようになり、やがて県境を越えて、列車は新潟県に入ります。荒川の川幅が急に広くなり、ダム湖かと思えるほどになったあたりの荒川のほとりで列車が停まると、そこは新潟県に入って最初の駅、越後金丸駅です。
▲越後金丸駅は川幅が突然広がった荒川のほとり。
▲越後金丸駅構内。思ったほど雪は積もっていません。
やがて、坂町発米沢行き1128Dが到着し、07:44に同時発車。向こうは坂町を出る最初の米沢行きの列車で、2両編成。赤いテールライトを光らせて、ゆっくりと遠ざかっていきます。
▲米沢行き1128Dと交換し、越後金丸駅を同時発車。
▲1128Dのほうは2両編成。赤いテールライトが遠ざかります。
あれれ??なんか、雨が降ってきましたよ。元日なのに、雨。米坂線沿線の雪の少なさに加えて、雨ですか。青森にだって雪はなかったのだから、それより南の新潟がもっと暖かいのは全然不思議ではないですが、しかしまさか元日に雨とは。
1123Dはやがて左へ急カーブを切って右側から寄り添ってくる羽越本線と合流し、定刻の08:10に終点坂町駅1番線に到着しました。これで米沢から2時間13分の米坂線完乗の旅は終了。ついに乗りました、米坂線!!
ていうか、坂町駅、大雨です。
▲大雨を衝いて終点坂町駅に到着した1123D。