ゆく年くる年(暖冬正月北から南まで;その7)
▲2013年の乗り納め列車は「つばさ157号」となりました。米沢駅にて。
平日ならばビジネスマンで満席御礼になるであろう東京行き最終速達列車「はやぶさ・スーパーこまち20号」も、大晦日のこの日はさすがに空席が目立ったまま仙台駅を発車していき、あとには人けのないホームが残されました。2013年も残りあと2時間半ほどとなって、人の動きもめっきり少なくなったのでしょう。
このあと仙台駅を出る上り列車は21:48発の最終の東京行き「やまびこ70号」と22:25発の郡山行き「やまびこ290号」の2本を残すのみです。
▲仙台駅から出る2013年最後の東京行きは「やまびこ70号」。
▲平日の夜ならまだまだ混雑の続く仙台駅も大晦日の夜とあっては閑散としてます。
そこへ、12番線に入ってきたのは、新青森・秋田行き最終の「はやぶさ・スーパーこまち19号」。僕が2012年の大晦日に乗った「はやて41号」の生まれ変わりですね。これに乗って行くと新青森到着は、新年が明ける24分前の23:36、ぎりぎり2013年中に着くことができます。「スーパーこまち19号」の方ですと、秋田到着が23:53ですので、多くの人が秋田駅周辺で新年を迎えてしまうことになるでしょう。
「はやぶさ・スーパーこまち19号」と入れ違いで13番線に入ってきたのは、2013年最後の東京行き、「やまびこ70号」。車両はE5系で、僕が乗り込んだ自由席の1号車はガラガラ。3人ぐらいしか乗っていなかったと思います。1号車から4号車までが自由席ですが、思い返してみると、E5系の自由席に乗るのは初めてかも。
ほとんど誰も乗っていない車内にゆったりと席を占めて仙台駅を出発。しかし、僕が乗っていられるのはわずか21分。次の停車駅・福島でさっそく下車です。
▲仙台駅を出る2013年最後の東京行き「やまびこ70号」が到着。
福島駅のホームに下りて「やまびこ70号」を見送り、急いで隣のホームへと移動します。すると、22:16に14番線に入ってきたのは、「やまびこ・つばさ157号」。前方11~17号車が「つばさ157号」で、これが2013年最後の下り山形新幹線山形行きの列車です。いやー、下りの山形新幹線に乗るのっていつ以来だろう。少なくともこの10年は乗ったことがないな。自由席は16号車と17号車の2両なので、急いで先頭の写真を撮って、17号車に飛び乗りました。
▲福島駅14番線に入ってきたのは「やまびこ・つばさ157号」。
大晦日とは言えさすが下り列車、車内はそこそこの乗車率で、急勾配の板谷峠もなんのその、山形への帰省のラストスパートです。外は真っ暗でほとんど何も見えませんが、かつてのスイッチバック駅である板谷駅、峠駅、大沢駅など、通過の際に駅名標がぼんやりと確認できました。いつか久しぶりのここを各駅停車で通ってみたいものです。
さあこれで僕の大晦日の全行程が終了しました。これから駅前のビジネスホテルに入れば、ぎりぎり紅白歌合戦の優勝発表とエンディングの「蛍の光」に間に合いそうです!それから「ゆく年くる年」を見て、2013年にさようなら。あっ、米沢駅、駅舎内からも東西自由通路へ抜けられるのにその案内があまり親切じゃないぞ。なんとか別の人にくっついて東口へ抜け、急いでホテルへ向かいます。
▲2013年も残り1時間10分となった22:50、「つばさ157号」は米沢駅に到着。
▲米沢駅を発車していく「つばさ157号」。終点山形まであと34分。