北海道を食べる！（暖冬正月北から南まで；その4）
▲ 2013年12月30日、北海道と言えば。
さて、午前中に機内食を食べたきりなので、腹が減ってます。もちろん、新千歳空港では食べようと決めていたものがあります。毎度のことですが、ターミナル内にある「北海道ラーメン道場」でラーメンを食べないわけにはいかんのです。
ハンパな時間帯とあって、「北海道ラーメン道場」に軒を連ねる10店舗は混雑しておらず、どのお店にもすぐ入れそうな感じ。通路を何往復かして悩んだ結果、北海道へ来たならやっぱり味噌ラーメンでしょうという結論に至り、札幌すすきのに本店がある「札幌味噌拉麺専門店けやき」ののれんをくぐりました。
▲「札幌味噌拉麺専門店けやき」の味噌ラーメン。 最もシンプルに「味噌ラーメン」をオーダー。基本のスープは豚のゲンコツや背脂、放し飼いで育てた新潟産の鶏、数種類の野菜やシイタケなどを約10時間をかけて煮込んで抽出した濁りのないスープ。麺は一週間寝かせて成熟させた中太の縮れ麺。味噌は大豆みそや麦みそなど三種類のみそをブレンド。そして一杯一杯を中華鍋でていねいに作るということで、けっこう期待大だったんですが、麺はとーても縮れが強く、僕好みでうれしい。しかし、スープは非常に油っこいです。この油っこさは、ご高齢の方にはかなり厳しいのではないかと思える程。しかも、油が多いせいで、味噌の濃厚さが感じられません。おいしいことはおいしいのですが、僕の頭の中にある「味噌ラーメン」とはちょいと違う感じがしました。
▲スープはかなり油が多く、味噌の濃厚さを味わうのにはちょっと。 新千歳空港の「北海道ラーメン道場」や札幌駅ビル内の「札幌ら～めん共和国」へ行くと、通常はもう一杯ラーメンをはしごするのですが、今回は、さっき「北海道ラーメン道場」へ来るときに前を通りかかったお店が気になっているので、そちらの方へ行くことにしました。
それは「ドライブインいとう豚丼専門店「豚丼名人」」。十勝帯広が本家本元の「豚丼」、駅弁では食べたことが何度かあるのですが、帯広に行ったときでさえ店舗でできたてを食べるということをしたことはなかったので、今回はぜひこの「豚丼」を食べたくなったのです。
▲「 本店は帯広の北の十勝清水の国道274号沿いにあるドライブインだというこのお店、清水町に隣接する芽室町にある「ドリームポーク竹澤」で育てている「ケンボローポーク」を油を使わずに焼き、蒲焼きのタレをベースにした生姜とニンニクがたっぷり入った秘伝のタレを絡めて作るシンプルな「豚丼」がここの看板メニュー。前にラーメンを食べていなければ「二階建大盛豚丼」といくところですが、さすがにそこまで入らなそうなので、「豚丼」をオーダー。
お新香と味噌汁が付いて出てきた「豚丼」、タレの絡み具合が素晴らしく、その照りと香りは実に食欲を誘います。味は見た目ほど濃くはなく、タレの味に少し焦げた風味が混じっているのが、焼きたてのアツアツとあいまって、ごはんをどんどん進めてくれます。なるほど、これがお店で食べるできたての豚丼というものなのか。次回はぜひその二階建なるものを食べてみたいものだ(^^)。
あっという間に完食し、おなかは大満足。そのあとターミナル内で年賀状書きなどしながら時間を過ごし、19:20発のJAL2809便に乗って、僕は青森へと帰省したのでありました。
▲入口脇のガラスの向こうで「ケンボローポーク」が香ばしく焼かれて、めでたく配膳。
▲この照りはたまらない。ごはんが進みすぎる！