毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

上海浦東→虹橋乗り継ぎ

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221225.jpg ▲早朝の済南空港。ぼやけているのは飛行機の窓のせい。

 2013年11月17日、初めての浦東国内線と初めての虹橋国際線。

 金曜の晩から土曜日丸一日だけの短い滞在で、日曜の朝にはもう済南にお別れです。しかも思いきり朝早いフライトに乗らねばならんのだ。

 市内から遠い済南空港へ、市内のホテルを6時20分に出て向かい、けっこうぎりぎりのタイミングで到着してチェックインしたのは07:50発の上海浦東行き中国東方航空MU5534便です。香港と済南を結ぶ直行便は週2便しか飛んでいないので、帰りは経由便にせざるを得ず、経由便の中でいちばん安いのがMUを上海で乗り継ぐ組み合わせだったのです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221230.jpg ▲中郷東方航空のA319に乗って一路上海へ。

 セキュリティチェックを抜けて9番ゲートへ行ってみると、待っていたMU5534便が付けているレジはB-2331。なんという偶然。2日前に香港から済南へ乗ってきた直行便MU5026便と同じ機材ではないですか!

 そんなわけで前々日に座った38L席のすぐ近く、39A席に座って、08:01にRWY01から離陸!済南も最近の中郷国内の大気汚染の悪化の例に漏れずけっこうスモッグに覆われて視界が効かなくなる日が多いとのことですが、僕の済南滞在中はもうすぐ満月の月がくっきりはっきりと見え、地元の人に「久しぶりに月を見た」と言われたぐらいでした。この日も朝から良い天気で、今回は天気に恵まれてよかったです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221235.jpg ▲予想どおり紙箱とミネラルウオーターのペットボトルが配られました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221239.jpg ▲中身は………ま、こんなもんか……

 済南から上海浦東までの飛行距離は800km、09:15到着予定です。機内食は、予想どおり、紙箱とペットボトルの水。紙箱の中は、ピーナツの小袋、カステラ、丸パン、そして水。うーーん、まあ朝だしこんなものか……カステラの中に小さい黒いものがぽつぽつ入ってるけど、これはなんだろう、小バエかな……まあいいや、食べてしまえ。

 MU5534便は、なぜか少し遅れて09:25に上海浦東空港RWY35Lにランディング。浦東空港を利用するのは今回が2回目、国内線利用は今回が初めてです。客室乗務員が「1番ゲートに到着します」と機内アナウンスしていたにも拘わらず5番ゲートに入り(^_^ゞ、この日の1区間めは終了です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221244.jpg ▲上海浦東空港に到着したMU5534便。

 さて、浦東空港に着いたはいいが、乗り継ぎ便は虹橋空港からなんだよねー。

 上海には市街地から近いところに昔からある虹橋空港と、90年代後半に浦東地区という新しい開発エリアに新しくできた浦東空港の二つの空港があり、国際線は主として浦東空港、国内線は主として虹橋空港と使い分けをしつつ、浦東空港に乗り入れる国内線も少しあり、虹橋空港に乗り入れる国際線も少しあるという少々複雑な状況になっています。まさに成田と羽田みたいな感じですね。

 でもって、浦東~虹橋というのがむちゃんこ遠い。地下鉄、連絡バス、リニアモーターカーなど交通手段はいろいろありますが、乗換なしでスッと行けるものがほとんどなく、もし大きなスーツケースなど荷物があったりすると面倒くさいことこの上ないです。

 僕は今回は荷物はありませんが、この乗り継ぎ時間を利用して上海在住の友人とランチすることになっているので、奮発してタクシーで市内へ向かいました。

 そしてランチを終えてやってきたのが上海虹橋空港第一ターミナル。国内線線用の第二ターミナルができてからは、第二ターミナルを利用するのは初めてです。第二ターミナルでは今は香港、日本など近距離向け国際線が発着しています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221248.jpg ▲上海虹橋空港で出発を待つ香港行きMU9845便。

 出発1時間ちょっと前の12:45頃空港に到着しましたが、5カ所ぐらい開いているMUのカウンターが長蛇の列で、なかなか前へ進みません。1日のすべてのフライトがいつでもチェックインできるようになっているからですが、そのせいで出発時間が迫っているフライトに乗る人もこの長蛇の列に巻き込まれなければなりません。僕の前に並んでいる人も香港行きのようですが、「預け荷物はないから自動チェックイン機はないのか!」と係員に詰め寄っても「すみません、自動チェックイン機は壊れてまして」。とほほほ……。

 やがて係員が2カ所カウンターを開けて、「香港行きの人はこちらに~」と誘導し始めました。それでなんとか間に合ってチェックインできたのですが、すべてのフライトのチェックインをどのカウンターでもできるようにしておいてそれをさばけないのであれば、フライト別のチェックインにすべきだと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221256.jpg ▲隣のドラゴン航空に乗って行きたいよ……

 次に乗るのは13:55発の香港行きMU9845便。MU便のフライトナンバーは2か5で始まることになっているのにどうしてこの便は9000番台なんだろうと思っていたのですが、B5番ゲートまで来てみて判明。上海航空の運航便だったんですね。上海航空の便名はFM845便です。機材はレジB-5691を付けたB737-800です。

 13:45に搭乗開始になりましたが、僕はチェックインが遅かったせいで3列席の真ん中の窮屈な43番K席。しかも左側は巨大な欧米人、右側は長身の欧米人アスリートで、窮屈度倍々増です(涙)。

 なんかラケットっぽいのを持った欧米人が続々乗ってくるのでいったいなんだろうかと思ったら、ちょうどバドミントンの中国オープン2013と香港オープン2013が行われていて、この日は中国オープン2013が行われた上海から香港への移動日に当たっているのでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221301.jpg ▲国際線のフライトなのにまた紙箱が……(T_T)。

 13:59にプッシュバックしたFM845/MU9845便ですが、出発便が列を作っていて、RWY36Lから離陸できたのは14:15でした。上海虹橋から香港までは1,480km、定刻の到着時刻は16:20です。

 窓際席にはどこかの国のバドミントン・プレーヤーがふさがっているのでどうせ窓の外は見えないし、楽しいは機内食だけだ、国際線だし、と期待してみたのもつかの間、やがて配布されたのはやっぱり紙箱でした……(涙)。

 でも、中身はさっきの済南発の便よりグレードアップしてます!ミックスナッツの小袋に、「唐三味餅」という超アヤシイお菓子、ハムサンド、フルーツ、そして水。なかなか充実してるじゃないですか(笑)。しかも、飲み物はソフトドリンクだけですがいろいろ選べます。温かいコーヒーもあります(最初からミルクと砂糖が入ったコーヒー牛乳ですが)。さすが国際線!いいのかこれで。

 と行ってる間に、MU9845便は16:28にRWY07Lに着陸。だいたい定刻どおりですね。そして到着したのは、前々日に済南へ向けて出発したのと同じ510番ゲート。またバスに乗ってメインターミナルへ移動しなければならないので、そのぶん時間がかかるなあ。

 というわけで、週末利用の山東省訪問はこれにておしまい。やっぱり時々大陸へ行かないと勘が鈍りますね、いろんな意味で。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221305.jpg ▲やっぱり国際線の機内食は充実してますな(さっきの済南発と比較して、という意味ですが。)。