毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

快晴の磐城路をゆく。(石北本線各駅停車;その52)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183602.jpg磐城守山駅で水戸からの333Dと交換。

 2013年9月17日、iPhone電池切れ(涙)。

 水戸駅水郡線ホームからANAの遺失物係に電話をかけて、ANA884便にカメラを忘れたことを伝えて探してもらうことにしたところで、発車時間。水戸行き330Dは定刻15:55に郡山駅を発車しました。

 車内には高校生や女子大生の姿が多く、概ね席は埋まっています。車両両端部がロングシートで、中央部は4人がけボックスシートと2人がけボックスシートとすることで通路が広めに確保されています。

 郡山の次の安積永盛までは東北本線で、安積永盛を出てしばらく行くと、南へ向かう東北本線から分かれて西へと進路を変え、阿武隈川を渡っていよいよ水郡線の旅が始まります。

 水郡線単独になって最初の駅は磐城守山。その次の谷田川では先着していた水戸からの333Dと交換します。快晴の空に日が少しずつ傾いていき、車窓の景色はのどかそのものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183608.jpg ▲わりと大きな磐城石川駅

 小塩江、川東ときて、次は泉郷。地図で見ると泉郷駅は福島空港の最寄り駅のようですが、ま、泉郷駅を空港アクセス駅として利用している人はいないでしょうね(^_^ゞ。

 川辺沖、野木沢ときて、次の磐城石川には16:38の到着。わりと大きな駅です。反対側のホームには列車を待つ高校生の姿がちらほらとあります。16:47発の335Dを待っているのでしょう。

 里白石、磐城浅川磐城棚倉、中豊、近津、磐城塙、磐城石井と「磐城」の付く駅名が断続的に続き、ここがまだ福島県であることを示してくれます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183615.jpg矢祭山駅駅名標には「奥久慈清流ライン」とも。

 岩城石川駅のあたりから、車窓右手には久慈川が寄り添うようになります。南石井、東館、矢祭山と進みます。矢祭山駅は、すぐ近くにある矢祭山がサクラやツツジ、紅葉の名所として「うつくしま百名山」にも選ばれているとか。

 矢祭山を出ると、その次の下野宮との間に県境を越え、列車は茨城県へと入ります。矢祭山駅は東北地方最南端の駅なんですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183620.jpg茨城県に入って最初の駅は下野宮駅。

 下野宮駅の次は常陸大子水郡線の中心駅の一つと言って良いでしょう。ここでは10分停車で、17:38着、17:48発のダイヤなので、ホームに下りて深呼吸することができます。17:35には水戸方から339Dが到着していて、17:53までの長時間停車です。

 しかし!ホームに下りて常陸大子駅名標を撮ったところで、スマホが電池切れ。ショック。まだ茨城県に入ったばかりなのに。でもまあもう日も暮れてきたからまあいいか(^_^ゞ。

 列車は、夕暮れどきの茨城路をのんびり走ります。袋田の滝で有名な袋田、上小川、西金と進んでいき、常陸太田支線との分岐駅である上菅谷では、ちょうど水戸発常陸太田行き941Dに接続するということで多くの乗客が乗り換えていきます。

 そして日もとっぷり暮れた19:05、終点水戸駅1番線ホームに到着です。後半、カメラもなく日も暮れて、ただぼんやり列車に揺られるだけになってしまいましたが、本当はそれが本来の汽車旅なんですよね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818183625.jpg常陸大子駅駅名標を撮ったところで電池切れ。