特急「スーパーなし北斗」(石北本線各駅停車;その38)
▲函館駅で肩を並べた「白鳥23号」と「北斗17号」。
2013年8月4日、同一ホームでは接続しません。
特急「白鳥23号」は、青函トンネルを抜けて北海道に上陸し、16:19に木古内に到着しました。数日前に見たのとおなじように、新幹線の高架の工事が進んでいます。木古内駅の一つ手前の知内駅は、竜飛海底駅、吉岡海底駅とともに、来年3月に廃止されることが既に発表になっています。知内駅は、一度も降りられないまま姿を消してしまいそうです。
▲木古内駅構内の新幹線高架はどんどん工事が進んでいるようです。
その高架の手前には、キハ40の単行列車が停車中。16:13に函館から到着した134Dの折り返しで、16:34発の函館行き137Dでしょう。
木古内を出発すると、右側にぼちぼちと函館湾が広がり、函館山が見えてきます。数日前にここを通ったときはまるっきり見えなかった函館山が、この日はしっかりとよく見えています。天気は曇りで、暑い雲が空を覆っていますが、低い位置の視界に影響はなく、函館が近づくにつれてだんだん大きく見えてくる函館山の姿が車窓から楽しめます。
▲木古内駅で発車を待つ函館行き137D。
▲7月30日に通ったときはまるっきり見えなかった函館山がこの日はよく見えてます。
そして「白鳥23号」は17:01、終点函館駅6番線に到着しました。
「白鳥23号」は、17:11発の4017D特急「北斗17号」に接続します。通常、「(スーパー)白鳥」と「(スーパー)北斗」は同一ホームで乗換ができるようになっているので便利なのですが、この日は、「白鳥23号」が函館に到着するしばらく前から、「北斗17号」には同一ホームでは接続しないこと、「北斗17号」は7番線から発車するので、ホーム進行方向前方の通路を通って7番線へ移動するよう繰り返し案内がありました。函館駅はホームの駅舎寄りの端っこにしか各ホームを結ぶ通路がないので、その通路から遠い車両からの乗換だとかなり時間を要することになり、不便です。
▲「白鳥23号」と同一ホームの向かい側には列車はナシ。
通常であれば、「白鳥23具」と「北斗17号」は同一ホームで接続しているのでしょう。しかし、この日は、「白鳥23号」到着ホームの向かいの4番線には、16:57に到着した9074D臨時特急「北斗74号」(ニセコ車両3両編成)が入っており、「北斗17号」の向かいの8番線には17:07発の4042M特急「スーパー白鳥42号」が入っているため、同一ホームに入れることができなかったようです。車両出火事故による運休の発生や臨時列車の運行がこんなところにも影響を及ぼしているのですね。
ところで、「北斗17号」は通常であればキハ183系での運行ですが、出火事故の関係でキハ183系は走れなくなっているので、「スーパー」は付いていないけれどもキハ281系が充当されています。よく見ると、トレインマークもちゃんと「SUPER」なしの「HOKUTO」だけのマークになっています。キハ281系にもちゃんと普通の「北斗」用のマークが装備されてたんですね!
▲出火事故の影響で「北斗17号」はキハ281系での運行。
▲キハ281系ですが、「スーパー」なしの「北斗」のトレインマークを掲出しています。