毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

赤い顔したスゴイやつED79-13(石北本線各駅停車;その33)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182412.jpg ▲青い客車から切り離されて回送されるED79-13。下り「はまなす」までお休みかな?

 2013年8月1日、青森駅西口。

 青森駅3番線に到着した急行「はまなす」、先頭の機関車ED79-13はすぐに切り離されて、海の方へ走り去っていってしまいました。それを見届けて、長いホームを1号車方向、出口へ向かう跨線橋へとホームを歩いて行きます。

 前回までの記事で「最後尾の11号車」と何度か書きましたが、この日の「はまなす」は「12両編成」とも書きました。12両編成なのに最後尾はなぜ12号車ではないのか。その謎は2両目にあるのでした。

 通常、1号車と2号車はB寝台車ですが、フル編成の時は寝台車が1両増えます。しかし、増えた寝台車は3号車になるのではなく、1号車と2号車の間に入って「増21号車」となるのです。たぶん3号車以降は座席車だという原則を固定しておきたいからだと思うのですが、「増21号車」という番号のふりかたは北海道名物ですよね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182338.jpg ▲北海道名物「増21号車」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182343.jpg ▲こちら1号車B寝台車。函館から最後尾となって走ってきた側です。

 さーて、家に帰って寝るとするか(笑)。

 跨線橋の上から眺めてみると、寝台車の丸く弧を描いたつるりとした屋根が連なっていて、そこのところだけ見ると、寝台特急のような雰囲気。かっこいいなあ。

 隣の2番線には青い森鉄道モーリー色の701系電車が入っているのが見えます。これはきっと06:24発の新青森行き4632Mですね。新幹線新青森駅開業のときに、新幹線からの接続列車として青い森鉄道線内へ直通することで利用客の利便を図ろうと1日2本だけ設定された新青森始発の青い森鉄道線直通列車になるための送り込みと、06:46発の「はやて22号」への接続を兼ねた列車です。

 5番線の「つがる2号」はもう発車してしまい、次は4番線から06:00発の弘前行き632Mがまもなく発車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182347.jpg ▲寝台車の丸い屋根が連なって寝台特急みたい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182401.jpg ▲4番線で発車を待つのは弘前行きの632M。

 跨線橋を西口の方へ向かいかけたところで、跨線橋の下に電気機関車が1両停まっているのを発見。

 おや、これは先ほどまで「はまなす」を牽いていたED79-13ではないか。客車から切り離されていったん海側へ走って行き、側線を通ってこちら側へ戻ってきたのですね。いやー、赤い色の四軸の電気機関車が、青森駅にはいちばん良く似合いますね。

 ED79-13を眺めながら長い跨線橋の通路を渡って階段を下りると、青森駅の西口です。旅行客はほとんど利用することのない出入り口です。三角屋根がかわいいんですよね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182416.jpg ▲赤い四軸電気機関車青森駅にはいちばん似合う。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818182421.jpg青森駅西口。駅前はひっそりとしています。