毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

快速「きたみ」(石北本線各駅停車;その24)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181715.jpg遠軽駅の広い構内をバックにひと休みするキハ40-830。

 2013年7月31日、最初の「シラタキ」。

 遠軽駅の3番線には、15:10に到着した白滝からの普通列車4625Dがサボを「生田原←→遠軽」に変え、られて、17:45発の生田原行き普通列車4675Dになるキハ40-830の単行気動車が停まっています。生田原行きの普通列車は16:34発の4671Dもあり、遠軽の生活圏がだいたい生田原あたりまでであることが窺われます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181708.jpg ▲こちらは僕が乗る旭川行き4626D。

 釧路、網走から乗ってきたときと同じ顔ぶれも何人か乗せ、4626Dは定刻16:12に遠軽を発車しました。網走からの4662Dと同じ車両なので、網走から一本の列車にずっと乗り通しているような気分になります。

 遠軽の次の駅は、11.1km、12分走って、瀬戸瀬。周囲に牧草地が広がるのどかな駅です。そしてその次は丸瀬布。特急も停まる駅ですね。駅名標の隣には「名所案内」もあり、「林鉄雨宮号の走るいこいの森」と「丸瀬布温泉」が挙がっているようです。

 「林鉄雨宮号」とは、東京・雨宮製作所で製造された初の国産11トン機関車「雨宮21号」のことで、1928年(昭和3年)に丸瀬布-武利意森林鉄道に配置され、伐り出した丸太や生活物資の輸送を担っていたそうです。1961年(昭和36年)に廃止になったあと、地元の強い要望で1976年(昭和51年)に旧丸瀬布町に譲渡され、「森林公園いこいの森」で動態保存されるようになったとのこと。今も4月から10月までは運行イベントで走っているそうですから、すごいですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181720.jpg遠軽を出て最初の駅は、どっちから読んでも「せとせ」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181725.jpg ▲特急も止まる丸瀬布

 さあ、ここから先は、肉がなくシラタキしか入っていないスキヤキみたいに、白滝づくしですよ!(なんのこっちゃ。)

 丸瀬布から9.2kmで下白滝。到着すると、反対側のホームにも列車が停まっていて、こちらの到着を待って発車していきました。キハ54の2両編成で、先頭はキハ54-506。「快速」表示が出ています。旭川からの3583D特別快速「きたみ」ですね。下白滝では運転停車のみで旅客扱いはありません。

 下白滝駅は、上川方面へは1日3本列車が停車しますが、遠軽方面行きは朝07:22発の旭川行き4621Dの1本のみ!です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181729.jpg ▲下白滝に到着すると、反対側のホームでは既に対向列車が待ち受け中。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181740.jpg ▲こちらの到着を待ってすぐに発車して言ったのは特別快速「きたみ」でした。