毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

釧路湿原を行く。(石北本線各駅停車;その15)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818180933.jpg ▲ログハウス風の可愛らしい駅舎のある釧路湿原駅に停車。

 2013年7月31日、ラムサール条約登録湿地。

 09:05、快速「しれとこ」は旅行客を中心にそこそこの乗客を乗せて、釧路駅を定刻に発車しました。

 快速とは言え、快速「しれとこ」が停車しない駅は少なく、ほぼ各駅停車の気分で網走まで走ることになります。

 釧路の次の、根室本線釧網本線が分岐する東釧路駅では早くも対向列車と交換。と言っても、あちらは釧網本線の列車ではなく、根室本線厚岸からの5626Dです。このあたりはまだ釧路市郊外の住宅地といった風情。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818180918.jpg ▲釧路の次の東釧路で交換したのは厚岸からの5626D。

 東釧路を発車するとすぐに根室本線と分かれて左へカーブし、釧網本線へと入っていきます。国道391号線と並行してしばらく走ると、次の駅・遠矢。ホームベース型の新しい駅舎がホームに建っています。列車はここから国道391号線と分かれ、釧路湿原の東側のへりに沿うように走るようになります。空模様はいよいよ暗く怪しく、いつ雨が落ちてきてもおかしくない天気になってきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818180924.jpg ▲ホームベース型の新しい駅舎がある遠矢駅。

 僕は列車がオホーツク海に抜けてからじっくりオホーツク海の風景を楽しみたかったので、進行方向右側に席を占めたのですが、釧路湿原が車窓に広がるのは進行方向左側なので、釧路湿原の方はそんなにじっくりは楽しめません。

 それでも、進行方向右側には何もないというわけではなく、時折青々とした草地や湖沼が広がり、北海道の豊かで雄大な自然を楽しませてくれます。

 釧路湿原駅ではまとまった下車客があり、それを埋めるようにまとまった人数の乗客が乗り込んできました。

 釧路湿原駅を出ると、細岡駅は通過で、次は塘路駅。塘路駅を出ると、右側には塘路湖シラルトロ湖の水面がしばらく見え続けます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818180944.jpg ▲進行方向右側の車窓からも湿原の広がりを楽しむことができます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818180949.jpg塘路を出ると、塘路湖シラルトロ湖の水面も車窓に広がります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818180953.jpg ▲もっと天気が良くて青空が広がってたらいいのにな。

 塘路駅の次は茅沼駅。タンチョウヅルが飛来する場所としてつとに有名です。2006年1月には、ここへ飛来するタンチョウヅルが見たくて、この駅で途中下車したこともあります(その時の記事はコチラ)。また、それよりも更に6、7年前の夏には、茅沼駅から1kmほどのところにある茅沼温泉まで、暑い中を歩いて行って立ち寄り温泉を楽しんだこともありましたっけ。茅沼温泉って今もあるのかな?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181004.jpg ▲かつて何度か訪れたことのある茅沼駅に到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818181008.jpg ▲茅沼駅の駅舎はログハウス風。「タンチョウの来る駅」とも書いてありますね。