激混みの「スーパーおおぞら13号」(石北本線各駅停車;その10)
▲札幌駅で発車を待つ釧路行き最終「スーパーおおぞら13号」。
2013年7月30日、運休の余波。
札幌ら~めん共和国で夕食を済ませ、帰宅客で混雑する札幌駅へ再び戻ってきました。次に乗るのは、4番線から19:45に発車する4013D特急「スーパーおおぞら13号」。釧路まで行く最終列車です。これで行くと、釧路到着は日付が変わる直前の23:44で、宿に入ってなんやかんややって寝るのはだいぶ遅くなるのでよろしくないんですが、その前の「スーパーおおぞら11号」が運休なんだからしょうがない。
▲タンチョウヅルが描かれたトレインマーク。LED式では今ひとつ。
▲ドア脇の行き先表示もLEDですが大きくて見やすいです。
「スーパーおおぞら13号」は、翌朝折り返しの「スーパーおおぞら2号」とともに、「おおぞら」の中では最も短い5両編成。一昨年5月に起きた石勝線列車脱線火災事故の影響で車両が足りなくなっているため、グリーン車が連結されていません。普通車指定席3両、普通車自由席2両での運転です。一本前の「スーパーおおぞら11号」が長期運休になっているのでこちらは増結対応でもしているのかと思っていたのですが、そうでもないようです。
▲帰宅客で混雑する札幌駅。
▲隣は19:25到着の3955M快速「エアポート187号」かな?
JR北海道は、今回の一連の事故を受けて、11月1日にダイヤ改正を予定していますが、このダイヤ改正により、「スーパーおおぞら」の運転最高速度は130km/hから110km/hに減速されることになっており、札幌~釧路間の所要時間が平均で20分程度長くなることになっています。キハ283系気動車の最大のウリである「Furico」機能も形無しというところでしょうか。残念なことです。
▲11月1日から減速運転が始まりますが、この日はまだこれまでどおりの速度で走ります。
車内は予想どおり指定席も自由席も満席で、車内放送は指定席が満席になっていることを繰り返し案内しています。
実は僕は、「おおぞら」にキハ283系が導入されてから、覚えている限りでは「おおぞら」に乗るのは初めてです。「おおぞら」にキハ283系が導入されたのは2001年のことですが、僕がその後釧路へ行ったのは2006年1月の1回きりで、そのときは「まりも」で釧路へ行ったのでした。今回の釧路行きはそれ以来なので、キハ283系「スーパーおおぞら」も初乗車というわけです。本当は昼間の列車に乗って車窓の景色を眺めながら行きたかったのですが、日程の都合でそうはできなかったのがちょっと残念ではありますが。
▲短い5両編成の車内はほぼ満席に埋まって、まもなく発車です。