札幌ら~めん共和国(石北本線各駅停車;その9)
▲久々の「札幌ら~めん共和国」、最初に一杯は「Shin.」の「にぼちゅう」。
2013年7月30日、ハシゴする。
乗り継ぎ予定の「スーパーおおぞら11号」が車両出火事故の影響で運休になっているため、南千歳での乗り継ぎをやめて「スーパー北斗13号」を札幌まで乗り通した僕ですが、釧路行きの最終「スーパーおおぞら13号」までは70分ほど時間があるので、いったん駅の外へ出て夕食をとることにしました。
行き先はもちろん、駅ビル「エスタ」の10階に入っている「札幌ら~めん共和国」。札幌駅近くで手軽にラーメンを食べるには一番便利で、僕は気に入ってます(^^)。でも来るのはかなり久しぶり。
▲終点札幌まで乗り通してしまった「スーパー北斗13号」。
▲駅ビル「エスタ」に入っている「札幌ら~めん共和国」へ行ってみた。
前回は2009年9月に2日続けて来て、小樽の「初代」、札幌の「白樺山荘」、森町の「ラーメン次郎長」の3杯を食べたので(そのときの記事はコチラ)、それ以外のものをチョイスしなければなりません。まあ当時とはお店の入れ替わりもだいぶあったようですが……
さあそこで、この日最初のラーメンは、札幌味噌ラーメンの新風「Shin.」に入ってみました。焼干し煮干しスープ好きな青森県民として(というか津軽人として)、メニューの中の「共和国限定1日50食限定」の「にぼちゅう」が目に留まったからです。
▲「拉麺Shin.」に初めて行ってみる。共和国内は全体に暗いのだ。
▲共和国内全体が暗いのでそれぞれの店内も暗め。レトロな内装です。
▲こちら、メニュー。「にぼちゅう」に惹かれました。
共和国全体が昭和風のレトロな雰囲気をコンセプトにしているので、「拉麺Shin.」の店内もそのコンセプトに合わせてレトロな内装。しかし、アースの殺虫剤の看板なんて、若い世代の人の目には、レトロな物ではなく、とっても新しい物に見えるんじゃないでしょうか。
で、1日50食限定ということなので、「にぼちゅう」まだありますかと尋ねると、だいじょうぶとのこと。よっしゃ、「にぼちゅう」いっちょう!
▲このスープの濁り具合はかなりのニボニボ感と見た。
▲麺はかなり黄色く縮れの少ない細めの中太麺といったところか。
配膳を待つ間、メニューやらなんやらを眺めていて初めて知ったことには、なんとこの「Shin.」系列のお店、青森の弘前にもあるのでした!!弘前には去年の4月にオープンしたんだそうです。ま、僕の場合、弘前まで食べに行くことはないと思うので、札幌でこのお店に来られてよかった(^^)。
魚介豚骨味の基本スープに煮干しを合わせた濃厚スープ、濁りといいとろみといい、かなりニボニボ感があります。僕にはこれで十分なニボニボ感です。でもどうかな、生粋の津軽人だと少し物足りないかも知れません。津軽人はニボニボしたのが好きですからね~(^^)。麺はあまり縮れのない黄色い中太麺。ちょうどいい感じです。札幌に来てニボニボしたラーメンが食べられて、運休になった「スーパーおおぞら11号」にそこだけ感謝です!(^^)また機会があったら今度は看板の味噌ラーメンが食べてみたいです!
▲共和国内のレトロな造りは変わらず。僕はこういうのわりと好きなんですよね。
▲レトロな通路の奥の方に見えてきたのが函館「あじさい」。
しかし、いくらおいしいとは言え、ニボニボ感の強い少しどろりとしたスープのラーメンを食べますと、後口がもったりとしてしまうので、少しすっきり感がほしいところ。せっかく来た札幌ら~めん共和国、次にいつ来られるかわからないので、すっきり感を求めてもう一軒ハシゴしていきますか(^^)。
となると、食べたくなるのが塩ラーメン。塩と言えばやはり函館、函館と言えば「あじさい」でしょう。基本中の基本である「塩ラーメン」をオーダーです。
▲函館「あじさい」のシンプルかつベストと言える「塩ラーメン」配膳。
「塩ラーメン」のあっさりとしながらも深みのある透き通ったスープは、先々代から続く「丼の底まで見える」ところまで「スープの透明度」にこだわった美しいスープ。たっぷりのネギとミズナでしょうか、このシャキシャキ感が実に良いアクセント。麺は色白なストレート麺で、変な絡みもなくて、麺にもすっきり感があります。
ああ、おいしかった。これだけ食べれば悔いはない。札幌駅へ戻って、次なる列車に乗ることにしようじゃありませんか。
▲本当に味が付いているのかと疑いたくなりそうなほど透明なスープ。
▲麺は色白なストレート麺で、つるつる食べられちゃいます。