函館山、見えません。(石北本線各駅停車;その6)
▲終点函館に到着した「スーパー白鳥19号」、降りたときにはもう「回送」表示。
2013年7月30日、涼しい函館。
臨駅札苅を通過し、その次の泉沢では4034M特急「スーパー白鳥34号」と交換です。札苅駅のあたりから線路は海岸線に沿って走るようになり、津軽海峡、函館湾の海が車窓から楽しめるようになります。海越しに函館山が見え始め、函館に近づくにつれてその函館山がだんだん大きく見えてくるのが、この区間の車窓の景色の素晴らしいところです。
ところがこの日はどうよ。函館山、ぜんっぜん見えないじゃないですか。なにこれ。天気、悪いじゃないの。しかしここまで全然見えないことも珍しい。こんな日もあるもんなんですねー。
▲いつもなら中央奥に函館山が見えてるところなんですが。
結局函館山がまったく見えないまま、「スーパー白鳥19号」は定刻14:58に終点函館に到着しました。降りてすぐに最後尾8号車の写真を撮りに行きましたが、トレインマークは既に回転中で、「団体」を経て「回送」に変わってしまい、がっかり。
新青森駅で「はやぶさ9号」から乗り継いだ乗客もおおぜいいたことでしょう、「スーパー白鳥19号」からは多くの乗客が函館駅のホームに吐き出され、函館で下車する人、次の列車に乗り継ぐ人、それぞれにホームを行き交っています。5/6番線ホームの中ほどにある、かつて青函連絡船内で使われていた「銅鑼」が迎えてくれて、函館へ来たことを実感します。
▲終点函館到着。トレインマークは降りたときにはもう回転中で「団体」表示。
▲大勢の下車客たち、北海道上陸を果たしてみんなウキウキ。
▲かつて青函連絡船内で使われていたという「銅鑼」が迎えてくれます。
「(スーパー)白鳥」と「(スーパー)北斗」は原則として同一ホーム上で乗り換えられることになっていますが、お向かいの5番線に入っているのは15:18発の5013D特急「スーパー北斗13号」。接続列車と言っても、「スーパー白鳥19号」の到着から「スーパー北斗13号」の発車までは20分時間があるので、ちょっと改札の外へ買い出しに出ようかなと思ってます。ビジネス出張なら5分、10分という短い時間で次の列車が出たほうがいいかもしれませんが、先を急がぬ旅ならば、乗り継ぎの合間に買い出しができるぐらいの時間があった方が楽しいですね。
▲向かいの5番線には接続列車「スーパー北斗13号」が待機中。
▲函館駅の特徴はなんと言ってもこの美しくカーブしたホームですよね。