仙台発下り一番列車(ニッポンの秋を探して・その60)
▲早朝の仙台駅。11月も半ばを過ぎて空気はかなりひんやり。
2011年11月18日、岩手山既に冠雪。
怒濤のような地酒+三陸のウマイもの+〆めのラーメンで前夜は心地よいような、胃が苦しいような一夜を過ごしましたが、しかし朝寝坊はしておられません。6時過ぎには起きだして、仙台駅へと向かいます。もう11月も半ばを過ぎ、仙台の朝の空気はかなりひんやりと感じられます。
これから乗るのは、仙台駅発下り新幹線の一番列車、06:40発の「はやて・こまち95号」です。この列車は仙台が始発で、「はやて95号」のほうは新青森まで各駅停車。そして、「こまち95号」の方は全車指定席ですが、「はやて95号」は1号車から7号車までが自由席で、普通指定席車両は8号車と10号車だけです。新青森行きの「はやて」で自由席を連結しているのは1日を通じてこの「はやて95号」だけです。
▲仙台発の下り一番列車「はやて・こまち95号」は11番線で発車を待ってます。
▲併結列車の前方6両はE3系の「こまち95号」。
▲後方10両は新青森まで各駅停車の「はやて95号」。
僕は、平日の朝の新幹線は混むかもしれないと思って念のため指定券を用意しておいたのですが、乗ってみてびっくり。ほぼ満席じゃありませんか。自由席車のほうが多いので、そっちの方はもしかしたらそんなに混んでいないのかもしれませんが、指定席車は停車駅ごとに乗車があって、いっぱいです。盛岡着が07:52、八戸08:36、青森09:04と、朝の出勤や用務先への移動に重宝するのでしょう。
この日の北東北は雲一つない爽やかな秋晴れ。まだ上りきらない太陽の光を横から受けて、田植えの済んだ田んぼに新幹線の高架と我が「はやて・こまち95号」の影が落ちています。
盛岡を出ると、左手には南部富士・岩手山もくっきり。冠雪もだいぶ増えて、冬が間近に迫っていることをおしえてくれます。
盛岡を出ると、左手には南部富士・岩手山もくっきり。冠雪もだいぶ増えて、冬が間近に迫っていることをおしえてくれます。
▲田植えの済んだ田んぼに高架と列車の影が長く伸びています。
▲盛岡を出ると左手に見えてくるのは南部富士・岩手山。
▲山肌はもうだいぶ雪に覆われ、冬の訪れが近いことをおしえてくれます。
▲終点新青森駅に到着した各駅停車の「はやて95号」。
あ、なるほど。4001レ寝台特急「日本海」が08:45に到着したばかりなんですね。牽引してきた機関車が機回しで停まっているというわけです。この日「日本海」を牽引してきたのはオリジナル塗色サーモンピンクのEF81-101です。「スーパー白鳥95号」の発車を待って車両センターへひきあげるのでしょう。ブルトレ客車の方は何番線にいるのかな?1番線だったかな?
▲オリジナル塗色のEF81に「日本海」のトレインマーク、実によく似合います。