追い抜かれまくり(ニッポンの秋を探して・その51)
▲相生駅で乗降客もそんなにいないのに11分も停車しちゃう。
2011年11月14日、500系、もっと乗っていたい。
500系で運転されている「こだま735号」、姫路で4分停車のあと11:22に発車すると、次は約10分で相生に到着。相生って何があるところなのか全然知らないし、乗降客も少なくてホームは閑散としていて殺風景ですが、「こだま735号」はここで約11分も停車します。
たっぷり時間があるので、僕もホームに下りて背伸びなど(^^)。「のぞみ」時代は相生になんか停まったことのない500系車両が短い編成になって相生駅のホームにこぢんまりと停車しているのは、なんとなく可愛くさえあります。
この日の「こだま735号」に充当された500系車両はV2編成。「のぞみ」時代の16両編成のW編成をばらして8両編成にしてV編成に再編しましたが、W1編成からのV1編成は作られませんでしたので、8両V編成としてはV2編成がトップナンバー。これをほとんど人影のないホームで間近にじっくりためつすがめつ眺められるのは、「こだま」としての長時間停車ならでは。
▲V2編成です。
▲ワタシはそれでも500系、と訴えるかのようなロゴ。
▲ちょっと上の方から鼻先を見下ろしてみる。
相生駅で最初に追い抜かれるのは「さくら551号」。僕が初めて見た水色の九州新幹線です。でも速すぎて、あっという間に行ってしまった(^_^ゞ。その次は「のぞみ17号」。こちらは16両編成なので少しよく見ていられたけど、やっぱり速い。
ついでに普通車の車内も見ておきましょう。
普通車は全車自由席ですが、車内はガラガラに空いてますね~。薄いパープルのシートモケットに午後の日が差し込んで、車内はとても明るい雰囲気。着席したらすぐすやすやと眠りに落ちてしまいそうで、新幹線で「青春18きっぷ」気分が味わえそうです(^^)。
▲「のぞみ17号」がビュンッ!と駆け抜けていきました。
▲普通車の車内。あまりののどかムードは「青春18きっぷ」旅気分。
▲6号車指定席のシートは元グリーン車シートでリクライニングするとこれぐらい。
一連の追い越されが終わって、相生駅を11:43に発車です。そして16分走って11:59、岡山到着。僕はここで下車であります。
「のぞみ」なら新大阪から博多までだいたい2時間半のところ、「こだま」はその倍の5時間近くかけて走ります。新幹線でものんびり旅ができるんだなあと思いつつ、もっと乗っていたい気持ちを振り切って、500系新幹線をあとにしました。
▲岡山駅を走り去る「こだま735号」。