200系緑色の新幹線に遭遇(ニッポンの秋を探して・その47)
▲日の暮れた大宮駅に滑り込んできたのは新青森・秋田行き最終の「はやて・こまち41号」。
2011年11月10日、緑の新幹線に国鉄急行型デカ目に……
駅近くでつけ麺を食べて大宮駅に戻り、新幹線ホームに上がります。遠くへ行く新幹線はそろそろ最終列車の時間帯です。17番線に入ってきたのは20:28発の「はやて・こまち41号」。新青森・秋田まで行く最終列車です。
18番線のほうは上越・長野新幹線が発着しますが、次の列車は20:36発の新潟行き「とき347号」。この列車のあとも新潟行きはまだ数本ありますが、越後湯沢で乗り継いで北陸方面へ行くにはこの列車が最終になります。
▲「やまびこ69号」は仙台から先盛岡まで行く最終列車です。
▲こちらは18番線の表示。北陸へ行くには「とき347号」は逃せません。
18番線の列車案内には「とき347号」は10両編成と表示されています。「Max」の文字がないので二階建てのE4系ではないですし、それで10両編成とはいったいどんな車両がやってくるのでしょう。
……と思って待っていると、やってきました「とき347号」!
おっと、これはなんと、登場時そのままの、緑色の200系車両ではありませんか!引退間近と言われる200系新幹線の、しかもオリジナル塗色の車両に乗れるなんて、予想していなかっただけに喜びもひとしお。越後湯沢までたった45分ですが、これに乗って東北上越新幹線が開業したばかりの頃に思いをはせてまいりましょう。
▲大宮駅18番線に入ってきた20:36発の「とき347号」。
▲なんと、車両はオリジナル塗色の200系10両編成!
▲開業当時を思い出させるこの顔、この色。これに乗って越後湯沢までわずか45分。
200系新幹線に乗って45分、もう降りなければならないのは惜しいですが、21:21、「とき347号」は越後湯沢に到着しました。
ここで乗り換えるのは、北陸方面へ向かう最終列車、21:30発の1026M特急「はくたか26号」金沢行きです。平日の最終列車ということもあってか、背広姿の用務組も大勢乗り換えます。11月半ばも近いこの時期、越後湯沢あたりになるとさすがに空気が少しひんやりと感じられます。
▲越後湯沢からは最終の「はくたか」にバトンタッチ。
▲平日の最終だけに背広姿も多く見かけます。
23:26、富山到着。僕はここで「はくたか26号」を降りますが、このまま乗っていくと、終点金沢到着は日付が変わってからになります。
この日の456Mは、オリジナル塗色の200系新幹線に続いて、これまたオリジナル塗色の国鉄急行型デカ目車両。いやー、ついてるなあ。1日に2回も懐かしい車両に乗ることができました。よかったよかった(^^)。
▲富山発の最終金沢行き456Mは国鉄急行型デカ目車両、しかも急行時代のままの塗色。