毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

夏休み締めくくりフライト(酷暑の夏休み帰省レポ・最終回)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171745.jpg ▲成田空港を飛び立ったNH905便は早くも日本海側に抜けました。

 2012年8月26日、米子鬼太郎空港。

 成田出発後35分で早くもNH905便は日本海側に達しました。

 左側の眼下に見えてきたのは、福井県南部の日本海岸。北東端が細い鉤針のような形をしているのですぐそれとわかるのが敦賀半島東日本大震災以来西日本でも大きな問題となり頻繁に取り上げられるようになった美浜原発がある場所です。敦賀半島の東側の付け根に広がる街並みは敦賀市の中心部。敦賀港の形状もはっきりと見えています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171751.jpg敦賀半島。右側の出っ張りの手前がもんじゅ発電所、向こうが美浜原発

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171756.jpg敦賀市の広がりがよくわかります。

 更に少し行くと、こんどは京都府日本海岸に移り、天橋立が見えてきます。全長約3.6km、幅20~170mの砂嘴でできた砂浜がはっきりと見えます。天橋立と言えば百人一首の小式部内侍の歌「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立」を思い出しますが、藤原範永の「恋ひわたる 人にみせばや 松の葉も 下もみぢする 天の橋立」も有名ですな。

 天橋立丹後半島の東の付け根にあるので、そのあと丹後半島を横切る間、眼下には海は見えなくなり、再び海が見えると、西の付け根にある久美浜湾が見えました。湾ですが、湖に見えますね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171800.jpg ▲「天橋立で区切られた西側が阿蘇海なんですよ」「あ、そーかい」おあとがよろしいようで。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171804.jpg丹後半島を横切ると見えるのは久美浜湾。

 久美浜湾が見えてから更に10分ほど飛ぶと、海岸線は兵庫県から鳥取県日本海岸に移り、境港、美保関、中海が見えてきます。ここの美保湾側をアップにしてみると、空港が見えます。米子鬼太郎空港です。RWY07エンドが中海に着き出した格好になっているのがわかります。JR境線に米子空港駅が新設されて、JRの駅から徒歩で行ける空港になりましたが、境線にはまだ乗ったことがありません。米子空港も利用したことないです。米子空港と境線をセットで訪れる機会を作らなくっちゃね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171811.jpg ▲境港、美保関、中海が見えてきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171816.jpg ▲アップにすると米子鬼太郎空港が見えます。今はANAの羽田便だけが就航中。

 このあとNH905便は島根県の日御碕がぎりぎり見えるくらいまで山陰の海岸沿いを飛び、それから日本を離れ、韓国方面へと向かっていきます。

 というところで機内食

 エコノミークラスですが、主食はパエリアと牛肉カルビごはんの2種類があり、僕は牛肉カルビごはんをいただきます。他には茶そばに、ナガイモをメインにした酢の物風サラダ、デザートにはつぶあんの最中が付いています。機内食で最中が出たのなんか初めてだ!で、朝ビールは自粛したはずなのに、もうお昼だからと白ワインを飲んでしまうところが辛抱のなさ。まあいいじゃないですか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171823.jpg機内食のランチ。パエリアと牛肉カルビごはんからのチョイス。ワインも飲んでしまえ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171832.jpg ▲メインディッシュの牛肉カルビごはん。けっこうおいしい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171840.jpg ▲茶そばにつぶあん最中。日系航空会社はこうだからウレシイ(^^)。

 韓国上空にさしかかるあたりから雲上飛行になり、NH905便はソウル上空から大連沖を飛んで天津から大陸上空へ入り、定刻の13:25よりも少々早く、13:10に北京空港RWY01に着陸しました。

 この日の機材はレジJA-611Aを付けたB767-300ER。機体には「Forward together as one Japan」という文字と日の丸が描かれています。これは「心をひとつに、がんばろうニッポン」ジェットの一つで、震災からの復興を応援するため、「見上げれば、空はひとつ。お客様と私たちの心をひとつに。日本中の、そして世界中の心をひとつに。」願いを込めたメッセージを機体に描いているそうです。

 長々と2年越しで書いてきた2012年の夏休みの旅レポはようやくこれで終了です。今から思い返すと、ただひたすらに暑かったという印象しかないですが(^_^ゝ、臨時寝台特急日本海」にも乗れたし、「みずほ」も完乗できたし、ま、楽しい夏休みでした(^^)。以上、おしまいです!ヽ(^。^)丿

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171845.jpg ▲北京空港に到着したNH905便。「心をひとつに、がんばろうニッポン」ジェットのJA-611A。