出雲であなごめし。(冬のニッポン雪景色;その44)
▲広島駅で購入した駅弁「夫婦あなごめし」を「サンライズ出雲」の車内でオープン!
2013年2月13日、伯備線、雪。
お酒もだいぶ進んできましたが、ここに一つ駅弁が残っております。広島駅で購入した広島駅弁当株式会社の「夫婦(みょうと)あなごめし」です。この日の昼前に呉から広島駅に着いて、駅そばを食べたあと昼食用に購入したものですが、その直後に奇跡的にお好み焼きを食べることができておなかいっぱいになったので、昼には食べずに持ち歩いていたものです。
▲広島駅の名物駅弁「夫婦あなごめし」。
この「夫婦あなごめし」を「サンライズ出雲」の個室内で食べようではありませんか。
フタをとると、そこには夫婦のように仲良く並んだ(世の全ての夫婦が仲が良いとは限らんが)2本のあなごが、いい色で載っております。その下のごはんは甘いタレが染みこんだ醤油飯。付け合わせは広島菜漬けと揚げたあなごの骨。タレの濃いめの味は酒の肴としてもぴったりで、ますますお酒が進んでしまいます。
▲ あなごの身にズーム。身にもごはんにもタレが染みていて美味い。
島根県と言えば宍道湖、宍道湖と言えば、特産の「しじみ」。それを使ったものかどうか、メーカーもよくわからんけれど、酒のつまみにはよかろうと思って購入したのが「オルニ珍味おつまみしじみ サンフラワーシード入り」。これが実にお酒に合うんですな(^^)。発酵から生まれた元気の源で肝臓の働きを助けてくれる遊離アミノ酸「オルニチン」配合、小袋1つでしじみ66個ぶん、26mgのオルニチンが摂取でき、おまけにコレステロールを下げると言われる高オレイン酸品種のSL80サンフラワーシード入り。実に健康的なおつまみで、更にどんどん飲み進みます!(結果として不健康。)。
それから、お酒のあとのお茶も出雲地方産茶葉100%使用のものをチョイスしてみました。出雲づくしの「サンライズ出雲」の旅、いいもんでしょう?(笑)
▲出雲地方産茶葉100%使用の「出雲茶」。
列車は闇の中を伯備線をゆっくりと南下します。そして小さな駅で運転停車。布原駅です。新見駅の一つ手前の駅で、布原~新見間は伯備線と芸備線がだぶっており、布原駅で旅客扱いの停車をするのは芸備線の列車だけです。
しばらく待っていると、隣の線路を1027M特急「やくも27号」が通過していきました。最終一本前の「やくも」です。「やくも27号」の通過を待って、我が「サンライズ出雲」もまたゆっくりと動き始めます。
▲薄明るい電灯にホームに残った雪が映ります。
布原駅を出て数分で、新見に到着。21:19です。
特急「やくも」なら、米子を出たあと、新見までの間に伯耆大山、根雨、生山のいずれかで旅客扱いの停車をしますが、「サンライズ出雲」は米子を出ると、運転停車を除いて新見までノンストップ。米子から新見までの78.8kmを1時間23分かけて走ります。
新見でどれぐらい乗車があったのか、窓からではわかりません。「サンライズ出雲」は短い停車ののち、再び発車です。次の停車駅は倉敷です。
▲とっぷりと暮れた新見駅に到着。