毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

夕闇迫る宍道駅(冬のニッポン雪景色;その41)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174917.jpg ▲夕闇の中にたたずむ宍道駅。瓦屋根がいいですね。

 2013年2月13日、やっと「やくも」に乗りました。

 さあ、お待たせしました!(誰も待ってないか……(-_-)。)

 「やくも(2013冬休み)」の書庫で連載をして早や41回目、ようやく「やくも」の登場です!(^^)

 それはさておき、木次線を完乗して宍道駅に到着した僕は、少し時間があったので、駅前に出てみました。宍道駅は通ったことは何度かありますが、駅舎の外に出るのは初めてです。

 宍道駅前は新しく整備されたようで、広々としています。宍道町営路線バスのバス停があり、地域の足を担っているようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174930.jpg ▲新しく整備された広々とした宍道駅前。

 「宍道」を「しんじ」と読むのは難読駅名の一つだろうと思いますが、出雲風土記の「大国主命(おおくにぬしのみこと)猪追い給うた道」という記述から、当初は「猪路(ししじ)」だったそうですが、のちにこれが転訛して「宍道(しんじ)」になったそうです。でも「宍」の字はどこから来たのかな?

 午後6時前だというのに、あたりはもうずいぶん暗くなってきました。駅舎の中は明るく、きっぷうりばにはみどりの窓口の案内も掲げてあり、時刻表を見てもたくさんの列車が走っていて、「本線」に出たことを感じさせます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174941.jpg ▲改札口の上には「木次線を旅しよう」という手作りの案内も。

 再び改札を通ってホームへ出ます。まだ少し時間があるので、3番線へ戻って、僕がこの日備後落合から乗ってきたキハ120-4をもう一度見ておきましょう。折り返しで18:02発の出雲横田行き1457Dとなって出発を待っています。駅名標の近くの線路脇には、木次線の起点を示すゼロキロポストがありました。

 あたりがだいぶ暗くなってきた頃、僕が次に乗る列車がやってきたようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174954.jpg ▲3番線ではキハ120-4が出雲横田への出発を待っているところ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174948.jpg木次線の起点を示すゼロキロポスト。

 やってきた列車は、18:01発の1017M特急「やくも17号」。宍道には停車しない上りの鳥取行き2012D特急「スーパーまつかぜ12号」と交換して、発車します。

 宍道発18:14発の米子からの普通列車143Dに乗っても次の行程には差し支えないのですが、出雲市駅での時間に余裕を持たせるために敢えて特急に乗ることにしました。

 特急「やくも」、見かけたことは何度かありましたが、乗るのはこれがまったくの初めて。自由席が何号車かもわからず、少々不安。とにもかくにも、特急「やくも」に初乗車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818175000.jpg ▲ついに乗ることができた特急「やくも」。出雲市駅にて。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818175009.jpg ▲トレインマークは「八雲」だけに雲が八つ(笑)。

 特急「やくも」の車両は381系。伯備線内の急カーブに対応するために投入された振り子式の直流電車です。通常は4両編成での運転ですが、この日は三連休の名残か、6両編成での運転。6両編成の場合は後方の5号車と6号車が自由席になるみたいで、僕は6号車に一席を占めました。車内は空いていて、ゆったりと座ることができました。なんかシートもかなり乗り心地がよいです。このまましばらく乗っていたい気になりましたが、まこっとに残念ながら、宍道からたった12分で終点出雲市到着です。初「やくも」がたった12分だけなんて寂しすぎる……(・_・、)。いつか完乗してやるぞ、特急「やくも」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818175023.jpg ▲最後尾は6号車。シートはけっこうどっしりしたものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818175017.jpg ▲塗装は変われど国鉄時代の面影が残る顔つき。

 5号車の行き先表示LEDの下に「ゆったりやくも」のロゴマークとイラストを発見。このイラストはJR西日本米子支社のオリジナルキャラクター「ももちゃん」と「やっくん」らしいですが、特急「やくも」は5、6年前に大がかりなリニューアルを施したのだそうですね。外観の塗装も変えて、、大山の冠雪の白と出雲大社の巫女の赤をイメージしたものになったそうです。

 なるほど、「ゆったりやくも」ねえ。いずれにしても自由席に12分間乗っただけでは十分には楽しめないので、次回必ず時間を作って特急「やくも」に完乗したいと思います。決意した!(^^)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818175028.jpg ▲「やくも」の「や」で「やっくん」はわかるけど、「ももちゃん」は?まさか「やくも」の「も」?