夕闇迫る宍道駅(冬のニッポン雪景色;その41)
▲夕闇の中にたたずむ宍道駅。瓦屋根がいいですね。
2013年2月13日、やっと「やくも」に乗りました。
さあ、お待たせしました!(誰も待ってないか……(-_-)。)
「やくも(2013冬休み)」の書庫で連載をして早や41回目、ようやく「やくも」の登場です!(^^)
▲新しく整備された広々とした宍道駅前。
「宍道」を「しんじ」と読むのは難読駅名の一つだろうと思いますが、出雲風土記の「大国主命(おおくにぬしのみこと)猪追い給うた道」という記述から、当初は「猪路(ししじ)」だったそうですが、のちにこれが転訛して「宍道(しんじ)」になったそうです。でも「宍」の字はどこから来たのかな?
午後6時前だというのに、あたりはもうずいぶん暗くなってきました。駅舎の中は明るく、きっぷうりばにはみどりの窓口の案内も掲げてあり、時刻表を見てもたくさんの列車が走っていて、「本線」に出たことを感じさせます。
▲改札口の上には「木次線を旅しよう」という手作りの案内も。
再び改札を通ってホームへ出ます。まだ少し時間があるので、3番線へ戻って、僕がこの日備後落合から乗ってきたキハ120-4をもう一度見ておきましょう。折り返しで18:02発の出雲横田行き1457Dとなって出発を待っています。駅名標の近くの線路脇には、木次線の起点を示すゼロキロポストがありました。
あたりがだいぶ暗くなってきた頃、僕が次に乗る列車がやってきたようです。
▲3番線ではキハ120-4が出雲横田への出発を待っているところ。
▲木次線の起点を示すゼロキロポスト。
特急「やくも」、見かけたことは何度かありましたが、乗るのはこれがまったくの初めて。自由席が何号車かもわからず、少々不安。とにもかくにも、特急「やくも」に初乗車です。
▲ついに乗ることができた特急「やくも」。出雲市駅にて。
▲トレインマークは「八雲」だけに雲が八つ(笑)。
特急「やくも」の車両は381系。伯備線内の急カーブに対応するために投入された振り子式の直流電車です。通常は4両編成での運転ですが、この日は三連休の名残か、6両編成での運転。6両編成の場合は後方の5号車と6号車が自由席になるみたいで、僕は6号車に一席を占めました。車内は空いていて、ゆったりと座ることができました。なんかシートもかなり乗り心地がよいです。このまましばらく乗っていたい気になりましたが、まこっとに残念ながら、宍道からたった12分で終点出雲市到着です。初「やくも」がたった12分だけなんて寂しすぎる……(・_・、)。いつか完乗してやるぞ、特急「やくも」。
▲最後尾は6号車。シートはけっこうどっしりしたものです。
▲塗装は変われど国鉄時代の面影が残る顔つき。
5号車の行き先表示LEDの下に「ゆったりやくも」のロゴマークとイラストを発見。このイラストはJR西日本米子支社のオリジナルキャラクター「ももちゃん」と「やっくん」らしいですが、特急「やくも」は5、6年前に大がかりなリニューアルを施したのだそうですね。外観の塗装も変えて、、大山の冠雪の白と出雲大社の巫女の赤をイメージしたものになったそうです。
なるほど、「ゆったりやくも」ねえ。いずれにしても自由席に12分間乗っただけでは十分には楽しめないので、次回必ず時間を作って特急「やくも」に完乗したいと思います。決意した!(^^)
▲「やくも」の「や」で「やっくん」はわかるけど、「ももちゃん」は?まさか「やくも」の「も」?