神話のふるさと奥出雲きすき(冬のニッポン雪景色;その39)
2013年2月13日、木次線木次。
前回、8年前にこのあたりに来たときは、往路は木次から列車で直接亀嵩へ行き、復路は、列車の本数が少なすぎたので亀嵩駅前からバスに乗ってバスで出雲三成駅へ出て、ここから木次まで列車で戻りました。確か、時間に余裕があったので、亀嵩から乗ったバスで終点の町立仁多病院まで行ってみた記憶があります。
出雲三成も、映画「砂の器」の舞台。駅は登場しませんが、主人公の一人である警察庁の刑事が列車を出雲三成駅で降り、そこから三成警察署を訪れるというストーリーで、その三成警察署は町立仁多病院のすぐ裏手なんですね。8年前は全然気づきませんでしたが。
出雲三成の駅舎は立派に建て替えられ、中には地元の名産品を販売する「仁多特産市」があり、8年前はここであれこれ買い物をした覚えがありますが、今回は素通り。停車時間も短く、すぐに発車です。
▲出雲八代の駅舎もずいぶん古い木造駅舎のようです。
下久野、日登と列車は進み、その次が木次です。
日登(ひのぼり)とはこれまた、「日の出ずる国」を連想させる駅名ですな。神話の舞台・奥出雲に実に相応しい地名のように思われますが、この「日登」という地名の由来はなんなのでしょう。知りたいですね。
▲その次は日登。地名の由来が知りたいです。
▲16:51、木次到着。
木次に到着した1462Dは、ここで9分間停車します。
駅の改札口には「歓迎 ようこそ神話のふるさと奥出雲きすきへ」の大きな看板が掲げてあります。島根県で神話と言えば出雲大社が大御所でしょうけれど、木次など奥出雲のほうが山深くて神秘的な感じがするし、このあたりで神話探訪の旅がのんびりできたら楽しいでしょうね。
▲広い構内が広がる木次駅。
▲奥出雲で神話の旅っていうのもよさそうです。
おや、1451Dは、同じくキハ120ですが、カラーリングが違います。キハ120の200番代ですね。車体が鋼製なので車両全体に塗装が施され、クリーム色の地に窓周りがオレンジ、裾の部分が濃緑色になっています。しかも2両編成。下校時間だからかな?
▲キハ120の200番代2両編成で木次駅を発車していく1451D。
1451Dが発車してしまい、我が宍道行き1462Dが1番線に取り残されました。1451Dが発車していったあと更に8分停車して、発車は17:00の予定です。
木次駅の神話の愛称は「八岐大蛇(やまたのおろち)」。「木次の町を流れる斐伊川(ひいかわ)流域には、大蛇伝説がたくさんあります。湯村の天ケ淵(あまがぶち)は大蛇が棲んでいた淵、西日登(にしひのぼり)の印瀬(いんぜ)にある壺神さんは、大蛇が飲みほした酒壺、里方の八本杉は大蛇の角を埋め、そこに杉の木を植えたものと伝えられています。」という解説。大蛇が出ないうちに、早く発車しよう!(^^ゞ