毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

備後落合駅(冬のニッポン雪景色;その34)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174323.jpg ▲終点備後落合に到着した三次からの356D。

 2013年2月13日、中国山地の雪景色。

 備後西城駅を出発した356Dは、山の中をのんびり走って比婆山駅、そして終点備後落合駅へと向かっています。

 比婆山駅を出てから標高が上がり始めたのか、沿線の田んぼや畑も雪をかぶるようになってきました。田んぼや畑に続く山々もうっすら雪化粧しています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174253.jpg比婆山駅を出て3、4分で車窓は雪景色に。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174301.jpg ▲田んぼも畑も山々みんな雪化粧。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174305.jpg ▲山の中を縫うようにゆっくりと走って行きます。

  比婆山~備後落合の駅間距離は5.6km。それをどの列車も15分から16分かけて走っています。以前は10~12分だったそうですが、その後徐行区間が増え、所要時間が延びたとのことです。所要10分だとしても平均時速は33.6km/h。これを15分かけて走ると平均22.4km/h。これはのろい。急なカーブ、きつい勾配、土砂崩れの危険箇所などが連なっている険しい区間なのです。

 やがて、ふと気づくと左側の車窓に線路が近づき、寄り添うように続いています。木次線の線路です。この線路と並行して走るようになって3分ほどすると、終点備後落合です。14:31、定刻の到着です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174313.jpg ▲左側の車窓に線路が寄り添ってきた。木次線の線路です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174317.jpg木次線と3分ほど並走すると、そろそろ終点です。

 とうとう初めてやってきました備後落合駅です。島式ホームの2番線に到着しました。3番線にもキハ120が停まっていて、キハ120形気動車が2両並びました。

 3番線のほうのキハ120はオレンジ色の太い帯と朱色の細い帯が入ったキハ120-334。岡山所属の車両ですから、これが岡山色というものなのでしょう。行き先表示幕は「新見」となっています。芸備線の残りの備後落合から備中神代を経て伯備線の新見まで行く列車で、これは14:54発の444Dです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174334.jpg備後落合駅の2番線と3番線にキハ120が並びました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174342.jpg ▲岡山色のキハ120は新見行き。

 備後落合から先の芸備線は、特に備後落合~東城間は1日たった3本だけの超過疎区間なので、せっかく乗り継ぎの良いこの機会に芸備線完乗も目指したいところですが、今回はおあずけ。この機会を逃すといつ芸備線を完乗できるのかとんと見当が付かないのでちょっと悔しい。

 備後落合駅には跨線橋はなく、駅舎と駅舎から直接つながる1番線と、2/3番線ホームとは、構内踏切で行き来できますが、少々離れています。備後落合の駅名標の向こうに1番線に停まっている列車が見えます。今度はあれに乗り換えなくっちゃ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818174330.jpg ▲2/3番線ホームからは少々離れた1番線に停車中の列車が見えます。