オールイエロー113系(冬のニッポン雪景色;その29)
▲お初にお目にかかります。オールイエローの113系。
2013年2月13日、冬の瀬戸内、いたって穏やか。
呉駅は、駅舎は1981年に現在の4代目となる駅ビル併設の橋上駅舎となったのでまだ新しい感じがしますが、呉駅の開業は110年前の1903年と歴史は古く、ホームなどはどこか古びた印象を与えます。
そんな呉駅の2番線ホームにやってきたのは広発広島行き普通列車639M。なんと、真っ黄色な車体じゃありませんか!あっ、わかった!これは、北陸地区で真っ青な車両が走っているのと同じで、JR西日本が進めた塗色統一化の結果ですね!そうかー、呉地区はイエローだったんだー。
瀬戸内の穏やかな冬の日差しを浴びながら、639Mはのんびりと単線の呉線を走って行きます。呉を出ると、川原石、吉浦、そしてかるが浜に停まります。かるが浜では広行き普通列車632Mと行き違うために5分停車します。停車した639Mの車窓からは穏やかな瀬戸内海が見えています。対岸のように見えるのは江田島ですね。
▲「てんのう」と発音するだけでも畏れ多いような……(笑)
このあと呉ポートピアから坂あたりまでが海沿いで、坂から先は内陸部に入り、海田市から山陽本線に合流して、終点広島に至ります。639Mは定刻10:01に広島駅3番線に到着しました。呉から広島からは、瀬戸内海を眺めながらの48分間のショートトリップでした。
真っ黄色に塗られた639Mは113系4両編成で、呉方の最後尾車両はクハ111-2141。P12編成のようです。113系電車はJR東日本管内では既に定期運用から退いているので、貴重な乗車体験になりました。
これで、JR西日本の塗色を単一色に統一した車両は北陸のブルーと広島地区のイエローを目にすることができたわけですが、他にも単一色ってあるんでしょうか??
これで、JR西日本の塗色を単一色に統一した車両は北陸のブルーと広島地区のイエローを目にすることができたわけですが、他にも単一色ってあるんでしょうか??
▲終点広島駅の3番線に到着した639Mは113系P12編成。