毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

重慶へ重慶麻辣火鍋を食べに行くの巻(その5)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220953.jpg重慶市最大の繁華街解放碑広場。中央が「解放碑」。

 2013年3月23日、晩は火鍋だ。

 夕方になり、新華路のホテルから徒歩で解放碑広場まで行って友人たちと合流します。

 重慶の「解放碑」とは、1941年に抗戦兵士の士気高揚のために国民政府によって最初に建てられたのが、1946年に抗日戦争勝利を記念して改めて「抗戦勝利記念碑」として建てられ、1949年に至って重慶人民解放軍によって「解放」されたのを記念して1950年に「重慶人民解放記念碑」、通称「解放碑」としてできたものです。

 あれから60余年、今はこの周辺は「解放碑CBD(Central Buisiness District)」に生まれ変わり、高層ビルが建ち並んでオフィスやショッピングモールが集中し、重慶で最も賑わう繁華街になっています。解放碑も今や高層ビルの谷間に埋もれてしまった感じもありますが、人々の待ち合わせ場所として周囲はとても賑わっています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220958.jpg重慶の歴史の中心地とも言える解放碑広場。

 ここで友人たちと待ち合わせて向かったのは、解放碑から歩いてすぐのビルの中にある「秦媽火鍋」。地元の庶民に人気の火鍋チェーンで、市内に22店舗ほどあるとのこと。ここの火鍋を4人で囲みます。

 火鍋のスープのことを「鍋底」と言うのですが、この日は無難に、半分がカラくてシビレるスープ、半分があっさり白湯の「鴛鴦鍋底」になりました。

 具につけて食べる「調料(タレ)」は、いろいろな調味料や薬味がそろっているテーブルへ行って自分だけのオリジナルを調合できます。僕もいろいろ好きなタレはありますが、しかし火鍋にはなんと言っても「大量ゴマ油+大量ニンニクのみじん切り+大量香菜」がベスト。特に真っ赤なカラいスープの方にくぐらせた具にはこれがぴったりです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221019.jpg ▲大量のゴマ油とニンニクのみじん切りと香菜を入れたマイ・ベスト「調料」。

 鍋のほうはぐつぐつと煮立ってきています。さっきエレベーターを降りたときからトウガラシと山椒の香りが漂っていましたが、その発生源が今目の前で沸騰しています。いいにおい~~♪♪

 鍋の具は、牛肉、羊肉、魚のすり身団子、白菜、シイタケ、エノキダケ、豆腐、湯葉、春菊などなど。まずはがつんと肉をいきます、肉(^^)。

 しゃぶしゃぶ風に少し火を通せばもう食べていいんですが、この日は男4人の鍋ということもあり、具材を一気にどばっと鍋に投入し、煮込まれるはしからどんどん食べていきます。うん、ウマイ!さすが本場重慶の麻辣火鍋。わざわざ食べに来たかいあり!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221008.jpg ▲麻辣スープとあっさり白湯スープの「鴛鴦火鍋」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221003.jpg ▲さあ、ぐつぐつ言ってきましたよ。香りがいいんですよ、香りが!

 ところで、重慶地ビールはなんでしょう。

 それは「山城ビール」。

 重慶では、1958年に創業し55年の歴史を有する「重慶ビール」社が昔から有名。今ではもともと瀋陽のビールだったのが全国的に拡大した「雪花ビール」もよく飲まれているようですが、重慶と言えばやはり「重慶ビール」。同社では「重慶ビール」系列と「山城ビール」系列の製品を出しています。火鍋にはビールが欠かせないし、重慶では「山城ビール」を飲みながら麻辣火鍋、これでキマリです(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818221024.jpg重慶では55年の歴史を持つ重慶ビール社の「山城ビール」にキマリ。