風の町・蟹田で列車交換(冬のニッポン雪景色;その17)
▲青森から20分ちょっと走っただけで雪で真っ白になった「白鳥23号」。
2013年2月10日、785系の「スーパー白鳥」。
青森から22分で、最初の停車駅蟹田に到着。ここでは上り列車との行き違いのため3分停車。ホームに下りて、凍えるほど冷たい空気を吸い込んでしゃきっとします。青森駅からは最後尾となった8号車は、たった22分走っただけなのにすっかり雪で覆われていました。
▲蟹田駅。ホームも線路も雪の中。
▲ニューヨーク、ローマと蟹田を並べるとは大きく出たもんだ(^^)。
その新雪を蹴立てて、前方から上り列車がやってきました。4034M特急「スーパー白鳥34号」です。少し送れての到着です。お、なんと先頭に立っているのは785系車両ですね。「スーパー白鳥」の増結用として配備されているとは聞いていましたが、実際に走っているのを見るのは初めてです。「スーパー白鳥34号」も8両編成での運転です。
▲やってきた上り列車は785系を先頭にした「スーパー白鳥34号」。
「白鳥23号」は、1日2本しかない津軽今別駅に停車する列車。僕はここから「スーパー白鳥」に乗ったことさえあるんですが(そのときの記事はコチラ)、ここは北海道新幹線開業時には新幹線の駅が設置される予定で、数日前、地元が駅名を「奥津軽いまべつ」にしてほしいとの要望を提出したというニュースが流れていましたね。
▲終点函館に到着。既に薄暗くなりかけてます。
函館到着は17:01。短い冬の日はすでに暮れかけ、薄闇が近づきつつあります。反対側のホームでは、17:11発の5017D特急「北斗17号」が待っていて、簡単に乗り継げるようになっています。「北斗17号」は古参の183系気動車での運転。最近、ハイデッカーのグリーン車のシートがリニューアルされたそうなので、ぜひ乗ってみたいものです。
▲反対側のホーム5番線には「北斗17号」が乗り継ぎ客を待ち受け中。
▲「スーパー」の付かない「北斗」は古参の183系気動車。
▲最近かなりしばらく札幌行ってないなあ……
「白鳥23号」の反対側の隣、7番線にも183系気動車が停車中。こちらも183系気動車です。18:24発の5019D特急「北斗19号」だと思われます。俊足の281系・283系「スーパー北斗」を差し置いて、この時間帯は183系の「北斗」が続くんですね。函館駅のホームに183系「北斗」が同時に2本入線している時間帯があるなんて、頼もしいじゃありませんか。
「白鳥23号」のほうは、折り返しの準備を済ませると、18:19発の4096M特急「白鳥96号」となって青森へ戻っていきます。寒さが一段と増してきたような気がします。
▲「北斗17号」「北斗19号」と183系「北斗」が2本続いて頼もしいです。