ペヤングか、はたまたUFOか。
2013年3月10日、日曜日のディナー。
香港の街中には「茶餐庁」と呼ばれる食堂が至る所にあります。このブログでも何度か紹介していますが、香港的ファストフード店というか、狭い店内にテーブルと腰掛けがぎっしり並び、お粥や雲呑麺、ぶっかけごはん、スープマカロニやサンドイッチなどがあって、朝から晩までいつでも腹ごしらえができる場所です。
同じ「茶餐庁」でも、店舗面積がかなり広く、メニューもステーキとかスパゲティとか更にいろいろ増えて、ファミレスのようになったところもあります。このタイプで香港でいちばん有名なのは「翠華餐庁」かな。ピークのギャレリアにもありますもんね。
で、今回僕が立ち寄ったのはトラムに西の終点ケネディタウン・エリアで見つけた「佳記餐庁(KAI KEE RESTAURANT)」。バス停「聯邦大廈(Luen Bong Apartment)」の目の前にあります。
▲香港では極めてポピュラーな「アイスミルクティー」。
▲細かい氷がたっっぷり入ってます。
着席してまず「凍奶茶」。アイスミルクティーのことです。香港人はミルクティーが大好き。食事の時にはほとんどの人がオーダーすると言ってもいいぐらいです。ホットを注文すると砂糖は自分で入れたり入れなかったりできますが、アイスの場合は最初からたっぷりシロップが入っているので、甘いです。「午後の紅茶」を飲んでるような感じ。こういうのを飲むとそれだけでまったりしてしまいます(^^)。
そして配膳されたこの焼きそばを初めて見た人は「エッ?」と思うでしょう。だって、麺がどう見ても、ペヤングソース焼きそばか日清焼きそばU.F.O.にしか見えない。家でインスタントラーメン食べるぐらいならと思って外食してんのに、そこへインスタントラーメンが出てきたら「エッ?」と思うのがアタリマエ。
しかし、これはインスタントラーメンなのだ。しかもおそらく「出前一丁」の麺。香港人は「出前一丁」が大大大好き。香港インスタントラーメン界で「出前一丁」が占めるシェアはそうとうなもののはず。「出前一丁」が香港で大人気になったとき、袋に描かれているあの出前持ちの男の子のことを「公仔」と呼ぶようになったことから、「公仔麺」と言えば「出前一丁」などのインスタントラーメンのことを言うのです!
そんなわけで、インスタント焼きそばが食べたくなったら、アナタも茶餐庁へレッツゴー!(^^)
▲麺にズーム!この太さといい縮れぐあいといい、どう見てもインスタント麺。
▲あ、でもおいしいんですよ。僕はけっこう気に入ってます。今晩も公仔麺にしようかな(^^)。