毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

いつもの夜行便(冬のニッポン雪景色;その1)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171851.jpg ▲香港01:05発成田行きCX524便。後ろに見えるのは22:30着のJL735便。

 年末年始の帰国は既にレポートしましたので、今日からは1月26日から2月17日まで冬休みも兼ねて帰国したときの旅レポをUPしたいと思います。けっこう長い連載になりそうなんですが、どうか気長におつきあいくださいませ(^^)。

 スタートはいつものようにキャセイパシフィック航空の夜行便です。

 1月25日(金)の仕事を終えていったん帰宅し、荷物をまとめて一風呂浴びて、着替えを済ませて、22時頃自宅を出発。自宅近くのバス停から空港連絡バスに乗ること約50分、香港国際空港にやってきました。深夜になっても香港空港はあいかわらず大勢の出発到着客で混雑しています。

 今回乗るのは、年末の帰国で利用したのと同じ01:05発の成田行きCX524便です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171857.jpg ▲後ろをタキシングしているのは23:59発のチューリヒ行きLX139便。

 この夜行便、成田に早朝06:15に着けるという利便性から搭乗率は非常に高く、僕も重宝しているのですが、これに乗るために僕はだいたいいつも23時半ぐらいに空港に着くように行くため、おみやげショップや免税店、レストランのほとんどが閉店してしまっているというのがちょっと難点です。

 さて、この日のCX524便の機材はレジB-HLOを付けたA330-300。25番ゲートで出発準備は万端整っています。00:30を過ぎて搭乗が始まり、乗り込んでみると機内はほぼ満席。すごいなあ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171901.jpg ▲深夜ですが、眠ってる人を起こしてでも機内食(笑)。

 搭乗してしばらくするとキャプテンから「成田空港は午前6時まで着陸できないので、時間調整のため出発が少し遅れます。もうちょっと待ってね。ごめんね。」というお約束の機内アナウンス。この日のキャプテンは「curfew」という言葉を使っていましたが、これは「(戒厳令下の)夜間外出禁止令」「外出禁止時刻」「門限」という意味で覚えていますが、空港の運用時間外のことも「curfew」っていうんですね。へぇ~。

 01:20、プッシュバックが始まって、01:37にRWY07Rからテイクオフ。満席のせいもあってドリンクや機内食が出てくるのにけっこう時間がかかり、食べ終わる頃には日本時間でもう午前4時近く。いかん、寝不足になってしまう……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171907.jpg ▲ほんのりと夜が明けてきた成田空港第2ターミナルに到着したCX524便。

 しばらくうとうとしていると、早くもフライトはファイナルアプローチへ。年末に同じフライトで帰国したときは時間調整のため上空で3周ほどぐるぐる回ってホールディングさせられましたが、今回はホールディングもなく順調に高度を下げていきます。この日は風向きの関係で北からの着陸になったので、そのぶん時間が稼げたのでしょう。

 06:03、RWY16Lにランディングし、06:10に第2ターミナルにスポットイン。第2ターミナル発着のフライトだとRWY16L/34Rのときはターミナルが近くていいですね。この日最初に到着したのはシドニーからのQF021、そして二番手が我がCX524便でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171911.jpg ▲この日はQF021便を筆頭に早め早めの到着でした。

 降機から入国審査まではさくさくと進んだのですが、荷物の出てくるのが遅く、到着ロビーに出ていそいでリムジンバスのチケット売り場に行ったら07:00発の羽田空港行きは既に満席で乗れず、07:20発のバスで羽田空港へ向かうことになりました。

 まだ朝早いこともあってリムジンバスは快調に走り、08:30に羽田空港国内線第2ターミナルに到着。ここからは09:40発の富山行きANA883便に乗り換えます。ANA883便は09:40、定刻どおりにドアクローズとなり、RWY16Lからテイクオフ。東京湾上空を大きく旋回しながら富山を目指します。この日の機材はレジJA8287を付けたB767-300。1989年7月から働いているかなり古参の機材です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171915.jpg ▲富山まではずっと雲上飛行。

 この日は北陸地方の雪の影響で富山行きの初便ANA881便は途中で羽田へ引き返して欠航になっており、ANA883便も天候調査がかかっていましたが、やがて条件付運航が決まり、なんとか離陸することができたのです。

 しかし北陸が近づくにつれて雲上飛行となり、眼下は厚い雲で覆われています。それでも問題なく着陸はできるようです。ただ、キャプテンの機内アナウンスがあり、富山空港は10:30まで閉鎖して除雪を行っているので、着陸は10:30以降になるとのこと。到着時刻の定刻は10:40なので問題ないですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171919.jpg ▲着陸直前に見える富山駅周辺はすっかり雪の中。

 やがて着陸できるようになったようで、雲が厚いのでまったく見えませんが、高度を下げながらいったん日本海上空に出て右旋回し、富山空港RYW20へとぐんぐん下りていくのが感じられます。ようやく雲の下に出ると、下界は雪で真っ白。富山駅周辺、建設中の新幹線の高架も雪で真っ白です。これはけっこう積もっているようですね。

 除雪のための閉鎖の影響で、定刻より少し遅れて10:50にRYW20にランディング。いやー、無事に予定どおり到着できてよかった。それにしても空港周辺も一面の雪景色。前夜気温20℃の香港を経ったばかりで今は雪の中にいるというギャップに、体はついていけるかなあ?(^^ゞ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818171925.jpg ▲天候調査後の条件付きフライトながら、無事定刻どおりに富山空港に到着。