黒石つゆやきそば
▲新青森駅内「黒石や」さんの「黒石つゆやきそば」。
今日は新青森駅で食べられる「黒石つゆやきそば」をご紹介。2月1日に食べたときのものです。
新青森駅の1階は、青森の食材を使った飲食店や地域の特産品を取り揃えたショップなどがずらりと軒を連ねる「旬味館」というエリアになっているのですが、その地産地消飲食ゾーンの一角を占めるのが「黒石や」さん。その名のとおり黒石名物が食べられるお店なんですが、黒石名物と言えば、最近B-1グランプリなどで全国的に有名になってきた「つゆやきそば」ということになりましょう。
「つゆやきそば」は読んで字の如く、つゆに入った焼きそば。そう聞いて誰しもが思うのが「焼きそばをわざわざつゆに入れることはなかろう」ということで、それは至極ごもっとも。
店内の壁には、メニューとともに、「つゆやきそば」の由来を津軽弁で書いたイラスト入りの紙が貼ってあり、それを読むと、ほんとかどうかわからないけど、「なーるほど」と頷くこと間違いなし(笑)。メニューは「つゆやきそば」の他に「黒石やきそば」、新メニューとして「カレー(つゆ)やきそば」、「きのこつゆやきそば」、「長いもチーズつゆやきそば」があります。ま、ここは基本の「つゆやきそば」を頼んでみましょう。
▲メニューと「つゆやきそば」の由来紹介紙。
▲「めんどくさがったかっちゃが、あさまに作ったやきそばの残りさそばつゆかげ」だのが始まりらしい。
店内に貼られた黒石観光PR用ポスターなどを眺めつつ待つことしばし、「つゆやきそば」が配膳されました。
あれ?なんかちょっと違うような……
僕が新青森駅内の「黒石や」さんに入ったのは今回が3回目。前回までは、「つゆやきそば」は普通のそば用のどんぶりに入って出てきてたような気がするんですが、今回はカレーライス用のような白い平皿に入って登場。いつから変わったのかな?
▲白い平皿に入って配膳された「つゆやきそば」。
以前のそば用どんぶりに入って出されていた時は、一見するとつゆやきそばには見えず、普通のたぬきそばのように見えたものですが、こうして平皿に入って出てくると、一見して何だかわからない感じ(笑)。というか、一目見て焼きそばがつゆに入っていることがわかるようになったような気もします。平皿にしたのはそれが狙いか?
麺は平打ち麺。これも黒石つゆやきそばの特徴で、太くて平らなコシのある麺であることでソースが絡みやすくなっているのだとか。トッピングは炒めた野菜に天かす、そして刻みネギ。プラス100円で野菜マシにすることができ、大盛りもプラス100円です。つゆは脂が浮くでもなくあくまで澄んでいて、見るからに「そばつゆ」という感じ。
▲つゆやきそばにズーム!つゆはよく澄んださっぱり系。
▲つゆやきそばにズーム!つゆはよく澄んださっぱり系。
そして一口食べてみると、むむ、ん?おお!なんか、以前よりおいしくなってる!
一般的に味を表現してしまえば、ソースで炒めた焼きそばをそばつゆに浸して食べてるわけですから、ソース焼きそばを食べているような……でも普通のたぬきそばを食べているような……という微妙な味わいが口中に広がるわけです。
で、以前どんぶりで出てきてた時に食べた感想は僕も「焼きそばを何もわざわざつゆに入れなくても……」だったんですが、今回はちょっと違う。つゆに入れることで風味が増して、B-1グランプリ的でありながら「こりゃけっこうイケル!」という味になっていました。作り方とか何か変わったのかしら?それともただの平皿効果?いや、いずれにしても、オススメです、この黒石つゆやきそば。普通の黒石やきそばもおいしいですし、つゆやきそばは無理だけどやきそばはお持ち帰りもできますので、新青森駅へ来られることがあったらぜひ召し上がってみてくださいね、みなさん!
▲ニンニクトウガラシを少し振っていただくところをリフトアップ!