毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

瀋陽一泊二日(その3;毛沢東像健在)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220557.jpg瀋陽の中山広場には大きな毛沢東像が健在。それにしてもいい天気。

 2012年10月28日、中山広場。

 旧「奉天ヤマトホテル」こと「遼寧賓館」をチェックアウトし、外に出てみれば、この日の瀋陽は雲一つない快晴で、秋の中国は気持ちいいなあ。

 振り返れば「遼寧賓館」の全貌が見られます。衛星放送受信のための大きなパラボラや広告用の電光掲示板が設置されてしまってはいますが、建物そのものは当時のままで風格十分。その門前に、結婚式があることを告げる大きなビニール製の空気充填式アーチが置いてあるギャップが笑えます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220552.jpg ▲旧「奉天ヤマトホテル」全景。

 「遼寧賓館」は「中山広場」という大きなロータリーに面しているのですが、そのロータリーの中央には、これまた大きな毛沢東像が立っています。かつては全国各地にくまなくあった毛沢東像ですが、その後だんだんと姿を消し、ここまで大きな像が残っているのはもう数少ないのではないでしょうか。

 中山広場に面して建つ建物の多くは旧満洲時代のもの。かつての「横浜正金銀行奉天支店」、「奉天警務署」、「朝鮮銀行奉天支店」、「東洋拓殖奉天支店」、「奉天三井ビル」、「満洲医科大学」の多くが看板は変えながらも現在も同じ姿で残っています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220602.jpg ▲奥に見える建物は「奉天警務署」(現瀋陽市公安局)、1929年築。

 このあとは僕の大好きな「好媽王餃子酒樓」でランチ。ここでも結婚式をやっていたけれど、わずかながら個人客も入れるということで、隅っこのほうのテーブルで餃子や東北料理を堪能。ここの「蒸し餃子」は絶品です。

 そして再び瀋陽桃仙空港へ。今度は15:30発のCZ6105便で北京へ戻ります。来たときみたいに遅れないでくれよ~と祈りながら空港に着いてみると、なんとか定刻で飛んでくれそうな気配です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220607.jpg瀋陽桃仙空港で出発を待つCZ6105便。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220613.jpg ▲この日はレジB-6319を付けたA321-231での運航。

 CZ6105便はレジB-6319を付けたA321。搭乗開始予定時刻の15:00より早く搭乗が始まり、15:18には早くもプッシュバックし、RWY06から快晴の空にエアボーン!

 相変わらず機内は混んでます。北京~瀋陽線ですいてるフライトに乗った試しがない。首都と中国東北地方第一の都市とを結ぶ路線だから人の動きが多いのは当然と言えば当然ですが、しかしそれにしても飛んでいるのはナロウボディ機ばかり。一時CZのA330が1日1往復入ったことがありましたが、それもすぐになくなって、今はCZとCAとMUで1日12往復、全部ナロウボディ機です。
 
 前日とは打って変わって定刻より早く出発し順調な飛行を続けたCZ6105便は、16:47に北京空港RWY01にランディング。RWY01からだと真ん中の滑走路を横断しないと第2ターミナルに行けないのでタキシングに少々時間がかかって、スポットインは16:58。それでも定刻の17:05より早い到着です。西の空には晩秋の太陽が早くも夕日となって見えていました。さて、次に瀋陽へ行けるのは、いつかなあ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220617.jpg ▲北京空港第2ターミナルにスポットインしたCZ6105便の窓からは夕日がぼんやりと。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818220622.jpg ▲定刻より早く北京へ到着し今回の瀋陽一泊二日の旅が終了。次はいつ行けることか。